[概況]
18日の欧米為替市場は、英ポンド円が続落した。目立った材料は出ていないが、英国のEU離脱問題の不透明感を嫌気する動きが継続しているのかもしれない。同問題を巡っては、一応は離脱の方向で筋道が立ったが、EU英間での自由貿易協定の交渉など課題が依然として山積しているとの見方が一般的である。
昨夜の英ポンド円の動きを見ると、欧州時間序盤に売りが強まり、その後も低調な推移が続いた。終値は143.33円である。
さて、本日の英ポンド円の動向は、日本時間21:00に発表される英金融政策委員会の結果で左右されそうか。政策金利は据え置き予想だが、今後の利下げを示唆するような内容が伝われば英ポンド円は下落する可能性がある。仮に下落した場合は、20日移動平均線(142.50円近辺)が一旦の下値として意識されそうか。
[提供:カネツFX証券株式会社]
