【後場寄り付き概況】
後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比74円54銭安の2万2398円24銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、5.40ポイント安の1766.12で始まった。
円高・ドル安方向に傾いている為替の動向が意識され、主力株に売りが出ている。日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに弱含み。
外国為替市場では、1ドル=108円90銭台での推移。アジアの主要株式市場は総じて堅調。
個別では、村田製、キーエンスが売られ、ファナックは弱含み。コマツ、ルネサスは安い。武田、JTが値を下げ、ソフトバンクG、ファーストリテ、ANA、野村が下押し、三菱UFJ、東京海上はさえない。
半面、ソニーが買われ、東エレクは堅調。任天堂、NTT、ヤフーはしっかり。東電力HDが値を上げ、マネックスGは大幅高。第一三共が急伸し、資生堂は高い。
今週は、決算発表のラッシュこれらの内容を見極めたいとする思惑から積極的な買いは手掛けづらいだろう。
また、米中貿易摩擦などを背景とした世界経済や企業業績の先行きに対する警戒感の根強さも窺える。
一方では、新興市場ではマザーズ指数や日経ジャスダック平均が続伸している。
相対的にしっかりした値動きだが、主力企業の決算発表の合間に目先的な物色が向かっている印象もある。決算発表一巡まで本格的な資金流入は期待しにくく、個別材料株が散発的に買われる展開が続きそうだ。
