海外株にらみの展開か

24日の日経平均は続伸。終値は237円高の2万7732円。米国株高を好感し、序盤から買い優勢の展開。半導体関連株や景気敏感株を中心に買いが入り、一時2万7800円台を回復した。後場に入ると、2万7700円台でこう着感が強まった。前日からの上げ幅が700円を超えたことで利益確定売りが出た一方、アジア株高などを支えに下値も堅かった。
日経平均は7日ぶりに25日線を上回って終えた。後場は前日からの上昇もあって伸び悩む場面も想定されたが、2日連続の陽線で終了。TOPIXは25日線よりも高い水準にある75日線を超えて終えた。値上がり銘柄数は前日から減少したものの、素材系の景気敏感株や設備投資関連、経済再生関連など幅広い視点で買われた印象だ。あすも反発基調が続く公算が大きいだろう。
日経平均は8/16に下げで形成したチャート上のマド埋め(2万7949円)が目先の上値メドとなりそうだ。6/18高値(2万9480円)を起点にその後の高値を通る右肩下がりの上値抵抗線もフシとなりやすいだろう。 
 
明日25日の日経平均株価は、国内発の手掛かり材料に乏しいなか、海外株にらみの展開が続こう。
きょう24日は前日同様に海外株高に支えられ、指数は大幅続伸した。
時間外取引で米株価指数先物も堅調だった。さらに中国・上海総合指数や香港ハンセン指数などのアジア株高も追い風となり、指数上昇につながった。
この構図が続くかどうかがポイントになるが、「仮に米株が反落すれば、その影響を受ける」ことにもなる。また、新型コロナウイルスの感染状況は依然予断を許さず、政治の不透明感など心理的な不安定さを引きずった状態にある。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(24日現在)
 
28438.39  ボリンジャー:+3σ(25日)
28342.17  75日移動平均線
28292.99  均衡表雲下限(日足)
28180.30  ボリンジャー:+2σ(25日)
28155.49  13週移動平均線
28153.42  200日移動平均線
28038.05  均衡表転換線(週足)
27922.22  ボリンジャー:+1σ(25日)
27869.34  ボリンジャー:-1σ(26週)
27827.48  均衡表雲上限(週足)
27763.27  均衡表基準線(日足)
 
27732.10  ★日経平均株価24日終値
 
27664.14  25日移動平均線
27617.31  均衡表転換線(日足)
27478.88  ボリンジャー:-1σ(13週)
27421.86  6日移動平均線
27406.05  ボリンジャー:-1σ(25日)
27147.97  ボリンジャー:-2σ(25日)
27060.96  ボリンジャー:-2σ(26週)
27013.25   新値三本足陰転値
 
 
5日線が下向きから上向きに転じて終値は25日線を突破し、8月12日から20日の下げ幅の半値戻しもクリア。パラボリック陽転値まで59.50円の好位置で取引を終えた。ローソク足はマドを空けて上昇して強い買い圧力を窺わせた。
反面、25日線や一目均衡表の基準線は下降を継続して下押し圧力も残存している格好。
7月、8月と下降中の25日線を一旦上回った後に売り直されている点には警戒が必要となろう。
 

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