株価上場に対するコメント。
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約2カ月間で3600円超、19%の急ピッチな上昇。
主役は海外投資家というのに異論はない。
10月第4週までの1カ月半に、海外投資家は現物先物合計で日本株を約5兆3000億円買い越した。
年初来の買い越し額は約3兆1000億円。
一方国内の投資家は売り越し姿勢。
直近1カ月半で個人投資家による日本株の売り越し額は、現物先物合計で約2兆9400億円。
事業法人や証券会社、金融機関の売り越し額は合計約4兆9000億円となる。
2016年度の「外国法人等」の保有比率は30.1%。
92年度の6.3%から23.8ポイント上昇した。
一方、92年度で42.9%とトップだった金融機関は28.4%まで低下。
個人投資家の比率も20.7%から17.1%に低下。
自分の国の市場を信じないで、海外市場を頼みとする変な構図だ。
起きていることは「金融相場に業績相場が重なるという特異な現象」と市場関係者。
主要7カ国(G7)の政策金利合計は、足元で2.525%。
サブプライム問題前は20%近くに達していた。
BRICS(南アを除く)の政策金利合計値も26.1%と過去最低水準まで低下。
《戦後の米大統領の当選後1年のダウ平均上昇率上位》
順位 大統領名 選挙年 上昇率
1 トランプ(共) 2016 29.0%
2 ※クリントン(民)1996 27.3%
3 ブッシュ父(共)1988 22.2%
4 ケネディ(民) 1960 21.1%
5 ※オバマ(民) 2012 19.1%
《ダウ平均採用銘柄の騰落率一覧》
ボーイング 84.1
キャタピラー 65.7
アップル 58.3
マクドナルド 51.4
ユナイテッドヘルス・グループ 49.9
アメリカン・エキスプレス 42.3
JPモルガン・チェース 41.3
マイクロソフト 39.5
ビザ 35.9
スリー・エム(3M) 35.5
インテル 34.9
ダウデュポン 32.6
ホーム・デポ 32.3
ゴールドマン・サックス 32.1
ウォルマート・ストアーズ 27.5
トラベラーズ 26.9
ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J) 19.8
ユナイテッド・テクノロジーズ 17.2
ファイザー 16.4
シスコシステムズ 11.2
シェブロン 9.7
ナイキ 8.3
コカ・コーラ 8.2
ウォルト・ディズニー 7.6
プロクター・アンド・ギャンブル(P&G) 0.5
エクソンモービル ▲ 2.2
IBM ▲ 2.8
ベライゾン・コミュニケーションズ ▲ 4.0
メルク ▲ 7.4
ゼネラル・エレクトリック(GE) ▲31.1
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ダウ平均 29.0
《10月以降の日銀のETF買い入れ履歴》
日付 前場のTOPIX騰落率 日銀のETF買入額(億円)
11/06 -0.09% 0
10/31 -0.41% 707
10/30 -0.20% 707
10/13 -0.05% 0
10/05 -0.07% 0
10/02 -0.17% 0
《1月から9月の下落率別の日銀のETF買い入れ履歴》
下落率 日数 買入回数 可能性
0.1%未満 16 4 25%
0.1%台 14 3 14%
0.2%台 17 9 52%
0.3%台 11 12 92%
0.4%以上 33 33 100%
(櫻井)。
