注目の新興市場

 
[注目の新興市場] 
 
新興市場は、今週マザーズ指数が急落した。
マザーズ時価総額トップだったサンバイオ<4592>が1月29日、再生細胞薬の慢性期脳梗塞を対象にした臨床試験で主要評価項目を達成できなかったと発表。同社株は翌30日から3日連続で売り気配のまま取引時間中に値が付かなかった。
個人投資家のマインドが悪化し、バイオ株を中心とした他のマザーズ銘柄にも売りが波及する場面があった。なお、週間の騰落率は、日経平均が+0.1%であったのに対して、マザーズ指数は-8.4%、日経ジャスダック平均は-0.2%だった。
 
今週は、決算を手掛かりとした個別物色中心の展開となりそうだ。
注目のサンバイオは制限値幅の拡大を受けて、週明けにも取引時間中に売買が成立するものとみられる。これまで新興市場のけん引役だった銘柄の株価急落による個人投資家への影響は小さくなく、引き続き同社株の動向に一喜一憂するだろう。
ただ、新興市場は落ち着きを取り戻しつつある。
新興市場でも主力企業の決算発表が本格化し、好業績株を中心に買いが向かいそうだ。
 
 
 

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