Market Data
——————————————–
【日経平均】
38487円90銭(△433円77銭=1.14%)
——————————————–
【TOPIX】
2772.49(△46.29=1.70%)
——————————————–
【グロース250】
618.49(△16.22=2.69%)
——————————————–
【プライム売買高】29億8398万株(△12億7528万株)
——————————————–
【売買代金】7兆7613億円(△3兆3627億円)
——————————————–
【値上がり銘柄数】1512(前日:982)
【値下がり銘柄数】117(前日:615)
【新高値銘柄数】107(前日:38)
【新安値銘柄数】19(前日:273)
【25日騰落レシオ】102.60(前日:97.07)
——————————————–
今週は、軟調展開となった。
日経平均株価は、月曜27日は200円を超える上昇、火曜28日は2桁の下落となったが、月曜の米国が休場であったことから、この両日は商いが薄く、方向感に欠けた。
水曜29日は一時大幅高となって3万9100円台に乗せたにもかかわらず、急失速して3万8500円台まで水準を切り下げ、300円近い下落で終了。
センチメントが悪化する中、30日は米国の長期金利が上昇してダウ平均が大きく下げたことを嫌気して、500円を超える下落となった。ただ、この日は一時900円超下げたところから戻しており、値上がり銘柄は多かった。
31日は米国の長期金利低下を受けて買い戻しが入り、400円を超える上昇。上げ下げあったが週間では下落した。週間では約158円の下落となり、週足では2週連続で陰線を形成した。
31日の日経平均株価は大幅高。後場に動きが変わったが、プライムで値上がり銘柄が1000以上あれば上に値幅が出る方が自然で、前場が異様に重かった。
きのうは値上がり銘柄が多い中で500円を超える下落となっており、半導体株に振り回されやすい状況となっている。
昨日の米国市場は一部主力株の急落が影響してダウ平均は3日続落した。セールスフォースが発表した2月―4月決算は売上高が事前予想に届かず、次期の業績見通しも予想を下回るものとなった。えーあい関連として上振れが期待されていた分の反動もあって全体の足を引っ張ってしまった格好だ。この日はインフレ関連指標が落ち着きを示したものの材料視されず。S&P500種指数がシステム故障で1時間ほど算出されないトラブルもあり全体的に見送られてしまった。
さて、東京株式市場は直近の下げに対するリバウンド的な動きとなって目先の下値を確認する1日になった。
来週は、波乱含みの展開か。
6月相場に突入し、金曜7日には米6月雇用統計が発表される。その手前の木曜6日にECB理事会が開催されるが、今回は利下げに対する期待が高まっている。
利下げが実施され、欧州の長期金利が低下して米国の長期金利も低下する流れになれば、グローバルでリスク選好ムードが高まるだろう。
ただ、米国の方はまだ利下げ期待が高まる状況ではない。欧州もECBから出てくるメッセージによっては長期金利がそれほど下がらない可能性もあり、反応は読みづらいだろう。
翌週にはFOMC(6/11~12)や日銀会合(6/13~14)が控えている。日米欧の長期金利や為替をにらみながら、金融政策に対する思惑も入り交じり、不安定な動きが続くと予想する。
■上値・下値テクニカル・ポイント(31日現在)
39873.43 ボリンジャー:+1σ(13週)
39709.17 ボリンジャー:+1σ(26週)
39603.26 ボリンジャー:+3σ(25日)
39230.78 ボリンジャー:+2σ(25日)
38941.54 75日移動平均線
38889.21 13週移動平均線
38858.31 ボリンジャー:+1σ(25日)
38715.14 均衡表転換線(週足)
38583.40 6日移動平均線
38582.17 均衡表雲上限(日足)
38487.90 ★日経平均株価31日終値
38485.84 25日移動平均線
38481.58 均衡表転換線(日足)
38471.19 均衡表雲下限(日足)
38417.22 均衡表基準線(日足)
38113.36 ボリンジャー:-1σ(25日)
37905.00 ボリンジャー:-1σ(13週)
37740.89 ボリンジャー:-2σ(25日)
37368.41 ボリンジャー:-3σ(25日)
37257.40 26週移動平均線
36920.78 ボリンジャー:-2σ(13週)
ローソク足は陽線を描いてほぼ高値引け。終値は25日移動平均線をわずかに上回った。ただ、25日線自体は下向きに転換し、下降2週目の13週線を終値が下回るなど強弱双方のサインが混在した。一目均衡表でも週明け6月3日の変化日を前に株価は雲中で終了。転換線が下向きの一方で基準線は上向きで終了しており、こちらも方向感が定まらない様子を窺わせている。
目次
