波乱含みか。

10日の東京株式市場は、波乱含みか。
日経平均株価の予想レンジは、2万1200円-2万1500円。
現地9日の米国株式は、米中貿易協議の先行き不透明感から、NYダウが反落し、ナスダック総合指数は4日続落。欧州株式も下落していることから、朝方は売りが先行するとみられる。その後は、米中貿易協議の行方を確認したいとして、模様眺めムードが広がるだろう。
ただ、米中閣僚級会議で引き上げが回避されるような事態となれば悲観ムードが一変するだろうし、午後、売り圧力が限定的であった場合には、売り方の買い戻しが入る可能性もある。逆に交渉決裂が伝わった場合にはさらなる下落も想定されるという状況ではあり、米中交渉をにらみながら神経質な動きが続くと予想する。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の後半(9日終値は109円62-63銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=123円台の前半(同122円62-66銭)と円安に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、9日の大阪取引所終値比55円安の2万1325円だった。
 
 
【好材料銘柄】
 
■ユナイテッド <2497>
発行済み株式数(自社株を除く)の3.0%にあたる70万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施する。前期経常は6.8倍増で11期ぶり最高益、今期業績は非開示。
 
■ヨシックス <3221>
19年3月期の経常利益(非連結)は前の期比22.6%増の24億円になり、20年3月期も前期比1.6%増の24.4億円に伸びを見込み、6期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。10期連続増収、7期連続増益になる。
同時に、今期の年間配当は前期比2円増の24円に増配する方針とした。
 
■アドソル日進 <3837>
19年3月期の経常利益(非連結)は前の期比18.1%増の10.1億円になり、20年3月期も前期比9.5%増の11億円に伸びを見込み、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。7期連続増益になる。
同時に、今期の年間配当は前期比1円増の28円に増配する方針とした。
 
■アクロディア <3823>
コストコ中国の会員向けサービスで香港財合社と業務提携。ブロックチェーンを活用したポイントサービスの提供を検討開始。
 
■朝日ネット <3834>
発行済み株式数(自社株を除く)の6.08%にあたる180万株(金額で10億8540万円)を上限に、5月10日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。今期経常は25%増益へ。
 
■ビーマップ <4316>
前期経常を38%上方修正・6期ぶり最高益更新へ。
 
■応用技術 <4356>
上期経常を一転61%増益に上方修正・4期ぶり最高益、通期も増額。
 
■オリコン <4800>
前期経常は45%増益で着地・1-3月期(4Q)経常は35%増益、今期業績は非開示、5円増配へ。
 
■岡本工作機械製作所 <6125>
前期経常を50%上方修正、配当も20円増額。
 
■FCホールディングス <6542>
今期経常を一転微増益に上方修正・最高益、配当も7円増額。6月30日現在の株主を対象に1→1.1の株式分割を実施。
 
■日本ユニシス <8056>
今期経常は11%増で2期連続最高益、前期配当を5円増額・今期は10円増配へ。
 
■FJネクスト <8935>
今期経常は9%増で2期連続最高益、8円増配へ。
 
■ミライト・ホールディングス <1417>
今期経常は5%増で3期連続最高益更新へ。発行済み株式数(自社株を除く)の1.38%にあたる150万株(金額で25億円)を上限に自社株買いを実施する。
 
■アーバネットコーポレーション <3242>
7-3月期(3Q累計)経常は38%増益・通期計画を超過。
 
■コスモエネルギーホールディングス <5021>
今期経常は15%増益、前期配当を30円増額・今期も80円継続へ。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
 
10(金)
日銀金融政策決定会合の主な意見(4/24~25開催分)
3月家計調査(8:30)
3月毎月勤労統計(8:30)
オプションSQ
《決算発表》
清水建、オリンパス、NTT、SUBARU、マクドナルド、東洋水産、ALSOK、旭化成、大日住薬、大成建、長谷工、味の素、田辺三菱、コムシスHD、東急不HD、ネクソン、関西ペ、楽天、住友電、ハーモニック、クボタ、アズビル、スズキ、島津製、イオンFS、三井不、京急、名鉄、ダイフク、りそなHD、静岡銀、ホシザキ
 
【海外】
米4月消費者物価指数(21:30)
米4月財政収支(5/11 3:00)
《米決算発表》
バイアコム
 
 

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

株ちゃんofficial xはこちら!
目次