1月31日の日経平均株価は大幅続伸し、2万7001円(前週末比284円高)引け。
朝方は、前週末に大幅高していた反動で売り先行となったが、一巡後は持ち直し、上げに転じた。
海運株や大手半導体株など、投資家人気の高い銘柄が強く買われており、先週までの弱い流れが変わりそうな雰囲気はある。終値(2万7001円)では5日線(2万6806円、31日時点)も大きく上回った。本日(31日)の米国株がどのような反応を見せるかが大きく注目されるだろう。
あす2月1日の日経平均株価、主要企業の決算発表が本格化する中、個別株物色が一段と強まりそうだ。米金融引き締めへの懸念やウクライナ情勢の緊迫化など外部要因に不透明感がくすぶるなか、決算にらみの展開が続きそうだ。
業績予想が下方修正されたり、市場コンセンサスに届かない銘柄は売られやすいが、決算を見極めつつ、「木を見て森を見ず」の流れが基本線になろう。
全体相場は足もとリバウンド局面に移行している。ただ、日経平均は2月SQ週に向け揺り戻しはありそうで、2万7000円台絡みは強気に対処していいかは難しいところ。2月相場の序盤は押し目形成場面での短期リバウンド狙いに徹しておくところと思われる。
■上値・下値テクニカル・ポイント(31日現在)
28639.51 26週移動平均線
28628.20 均衡表雲下限(日足)
28420.15 均衡表基準線(週足)
28349.17 13週移動平均線
28128.04 25日移動平均線
27716.34 均衡表転換線(週足)
27716.34 均衡表基準線(日足)
27648.16 ボリンジャー:-1σ(26週)
27495.96 ボリンジャー:-1σ(13週)
27467.23 新値三本足陽転値
27295.01 ボリンジャー:-1σ(25日)
27001.98 ★日経平均株価31日終値
27001.35 均衡表転換線(日足)
26936.78 6日移動平均線
26656.81 ボリンジャー:-2σ(26週)
26654.66 均衡表雲下限(週足)
26642.75 ボリンジャー:-2σ(13週)
26461.99 ボリンジャー:-2σ(25日)
25789.54 ボリンジャー:-3σ(13週)
25665.47 ボリンジャー:-3σ(26週)
ローソク足は2本連続陽線を描いて節目の27000円を回復し、1月13日以来の5日移動平均線越えで終了。本日終値はパラボリック陽転値27086.35円の84.37円下に迫り、明日2月1日にも買いサイン点灯が予想される。ただ、5日線や25日線に加えて一目均衡表の転換線も下降して強い下落圧力の継続を窺わせている。本日高値が1月5日高値から27日安値までの3分の1戻し27159.07円の24.5円手前で頭打ちとなっていることもあり、下落リスクへの留意も引き続き必要となろう。
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