決算を受けた選別色の強い展開か

 
7日の日経平均株価は小幅続落。終値は前日比40円安の3万6119円だった。前日の米国株は主要3指数が揃って上げたものの、半導体株の下げと1ドル=147円台に進んだ円高が嫌気されてマイナスのスタート。先物へのまとまった売りで何度か3万6000円台を割り込む場面があったが、すかさず押し目買いが入って大台へ戻す打たれ強さを見せている。決算の良かったトヨタが連日で大幅高となって投資家心理を下支え。プライム市場は値上がり銘柄数の方が上回っていた。
 
1月からの相場上昇による値幅調整は解消されているものの、日柄調整は必要との声も聞かれる。ただ、企業の決算発表が本格化しているが、これまでに発表された企業の2024年3月期通期の営業利益を上方修正した企業は下方修正した企業よりも多く、総じて良好な決算となっており、株価水準が切り下がれば押し目を拾う動きも活発になっている。
 
まだ1月に急騰したツケが残っているかのような状態だろう。上場全銘柄で算出される指数トピックスは安定しており本日はほぼプラス圏で推移。薄く広く市場に資金が入っていて全体としての基調が安定している様子が伝わってくる。日経平均は3万6000円辺りでのもち合いを経ながら再上昇のための準備をしているものと思われる。
 
あすにはソフトバンクGの決算発表を控えており、ファンド事業の改善が見られるのかなど確認したいと考える向きは多く、引き続き決算を受けた選別色の強い展開が予想されそうだ。
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(7日現在)
 
37824.26  ボリンジャー:+3σ(26週)
37514.09  ボリンジャー:+2σ(25日)
36960.59  ボリンジャー:+2σ(13週)
36514.09  ボリンジャー:+1σ(25日)
36264.45  ボリンジャー:+2σ(26週)
36181.82  6日移動平均線
 
36119.92  ★日経平均株価7日終値
 
36070.10  均衡表転換線(日足)
35614.94  ボリンジャー:+1σ(13週)
35577.11   新値三本足陰転値
35514.09  25日移動平均線
34838.85  均衡表基準線(日足)
34749.78  均衡表転換線(週足)
34704.65  ボリンジャー:+1σ(26週)
34514.09  ボリンジャー:-1σ(25日)
34269.28  13週移動平均線
33736.09  均衡表基準線(週足)
33603.82  75日移動平均線
33514.08  ボリンジャー:-2σ(25日)
33144.85  26週移動平均線
 

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