【寄り付き概況】
21日の日経平均株価は買い先行、前日の終値と比べ195円03銭高の2万2456円79銭で取引を始めた。
前日の欧米株市場が総じて高く、米国株市場ではNYダウをはじめ主要3指数がいずれも高く、東京市場でもリスクを取る動きが強まった。
外国為替市場で1ドル=112円台半ばの推移と円安方向に振れていることも追い風材料。
ただ、トランプ米大統領が北朝鮮を9年ぶりに「テロ支援国家」に指定すると発表したことで、北朝鮮を巡る地政学的リスクが上値を重くする要因として意識され、買い一巡後の動きが注目される。
寄り付き時点で業種別では33業種中、ほぼ全面高で値上がり上位に海運、石油、空運、化学、非鉄など。
個別では、トヨタ、ホンダの自動車株や、ファナック、安川電が値を上げ、東エレク、SUMCOは買われている。神戸鋼、伊藤忠、住友鉱、JXTGは反発。三菱UFJ、三井住友が小高く、ソフトバンクG、任天堂、ファーストリテ、JT、武田も上昇している。
半面、大塚HD、サッポロHDが軟調で、ニトリHDは反落。東京海上、ソニーがさえず、富士通は安い。
主力大型株から、昨日活発な値動きが目立っていた中小型株に次第に資金がシフトする可能性もある。テーマでは目新しい材料ではないが、量子コンピュータ関連などが賑わいをみせてきており、短期資金が集中しやすいだろう。
225先物は、ソジェン・ドイツ・パリバ・みずほが買い越し。
GS・野村・JP・SBI・モルスタ・クレディが売り越し。
TOPIX先物はバークレイズ・UBS・ドイツ・パリバ・モルスタが買い越し。
ソジェン・クレディ・JP・GS・アムロ・HSBC・みずほが売り越し。
テクニカル的には、前田建(1824)、大気社(1979)、コシダカ(2157)、寿スピ(2222)、ディップ(2379)、フィールズ(2767)、キューピー(2809)、ラクーン(3031)、ツルハ(3391)、サカイオーベ(3408)、ヒトコム(3654)、Klab(3656)、オルトプラス(3672)、OLC(4661)、日オラクル(4716)、メック(4971)、デクセリ(4980)、ニチアス(5393)、フジクラ(5803)、フジキカイ(6134)、オイレス(6282)、タカキタ(6325)、日機装(6376)、シンコウ(6458)、前澤工(6489)、第一精工(6640)、鈴木(6785)、エンプラス(6961)、太平洋(7250)、松田産(7456)、ドンキ(7532)、ハイディ(7611)、スギ(7649)、シード(7743)、松屋(8237)、第一生命(8750)、日エスコン(8892)、東祥(8920)、UーNEXT(9418)、乃村(9716)、丹青社(9743)、ダイセキ(9793)が動兆。
