欧米株の急落を受け大幅安か

18日の東京株式市場は前日の米国株が急落した流れを引き継いで売りが広がり、日経平均株価は大幅に反落して始まりそうだ。
日経平均株価の予想レンジは2万900円-2万1300円。
きのうの日経平均株価の上昇は、米国株の反発を先取りしていたような動きであった。しかし、米国株は下げ止まるどころか大幅安となっており、初動から大きく売られる展開が想定される。日経平均株価は、フシ目の2万1000円が下値のメドとして意識されるだろう。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=112円台の後半(17日終値は113円40-41銭)、ユーロ・円が1ユーロ=128円トビ台(同128円35-39銭)と円高に振れている。
円高の動きを受け、輸出関連銘柄には重しとなりそう。
為替動向に左右されづらい内需系の中小型株に物色の矛先が向かいそうだ。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、17日の大阪取引所終値比365円安の2万1085円。
 
 
【好材料銘柄】
 
■電算システム <3630>
スマートフォンによるバーコード決済サービス「PAYSLE」をセブンイレブンが導入。
 
■アイ・オー・データ機器 <6916>
発行済み株式数(自社株を除く)の2.93%にあたる40万株(金額で5億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は12月18日から19年4月30日まで。
 
■コア <2359>
発行済み株式数(自社株を除く)の0.84%にあたる12万株(金額で1億8000万円)を上限に、12月18日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
 
■ウエルシアホールディングス<3141>
ジュンテンドー <9835> [東証2]が中国地方で展開するドラッグストア7店舗を譲受。
 
■レカム <3323>
住宅用太陽光発電システムの販売を手掛ける産電社の全株式を取得し子会社化する。
 
■GMOペパボ<3633>
18年12月期の最終利益(非連結)を従来予想の4億2000万円→5億円に19.0%上方修正。増益率が3.5倍→4.2倍に拡大する見通しとなった。今期業績の上方修正は10月に続き、2回目。ハンドメイド事業におけるプロモーションコストの効率的な運用などが奏功し、採算が改善する。繰延税金資産の計上に伴い、税金費用が減少することも最終利益を大きく押し上げる。
業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の90円→105円(前期は25円)に増額修正した。期末一括配当利回りは2.34%に上昇し、配当権利付き最終日を25日に控え、配当取り狙いの買いなどが期待される。
 
■フリークアウト・ホールディングス<6094>
伊藤忠商事<8001>と資本業務提携。第三者割当増資の実施などを通じ、伊藤忠は同社株を議決権ベースで18%保有する第2位株主に浮上する。業務面ではデジタルマーケティング領域の新サービス開発や海外事業の拡大などで連携する。併せて、東証本則市場への市場変更申請を一旦取り下げると発表。
 
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
18(火)
20年国債入札
《決算発表》
ツルハHD
 
【海外】
独12月Ifo景況感指数(18:00)
FOMC(~12/19)
米11月住宅着工件数(22:30)
《米決算発表》
フェデックス、マイクロンテクノロジー
 
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次