欧米安を受け全面安か 

15日の日経平均株価は大幅に反落しそうだ。
日経平均株価の予想レンジは20000円-20300円
米英の債券市場で14日に景気後退の前兆とされる長短金利の逆転が起こり、同日の米株式市場でNYダウ工業株30種平均が前日比800ドル安と今年最大の下げ幅を記録した。
日経平均は8月6日安値の20110円近辺からのスタートも想定される
 
14日の米株安のきっかけは世界景気への懸念だろう。同日発表された中国の7月の工業生産高の伸びは17年5カ月ぶりの低水準となったうえ、ドイツの4~6月期の実質国内総生産(GDP)速報値も3四半期ぶりにマイナス成長となった。景気減速懸念からほぼ12年ぶりに米国債は10年物と2年物の利回り逆転が起き、投資家心理が悪化した。
 
米中貿易摩擦が激化するなか、世界経済への減速懸念が一段と強まり、運用リスクを避ける動きが強まるだろう。日経平均は600円以上下落し、心理的な節目の2万円を下回る可能性もあるだろう。
 
シカゴ日経平均先物は円建てが大証日中終値と比べて460円安の20120円、ドル建てが455円安の20125円で取引を終えた。
 
 
【好材料銘柄】
 
■キャンディル <1446>
8月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。10-6月期(3Q累計)経常は42%増益で着地、今期配当を実質増額修正。
 
■マーケットエンタープライズ <3135>
今期経常は32%増で2期連続最高益更新へ。
 
■アエリア <3758>
今期経常を50%上方修正・12期ぶり最高益更新へ。
 
■アミューズ <4301>
上期経常を27%上方修正、通期も増額。
 
■スカラ <4845>
前期税引き前は39%増益で上振れ着地、今期業績は非開示、4円増配へ。また、ジェイ・フェニックス・リサーチを株式交換で完全子会社化する。
 
■エードット <7063>
今期経常は63%増で6期連続最高益更新へ。
 
■CYBERDYNE <7779>
4-6月期(1Q)税引き前は黒字浮上で着地。
 
■スルガ銀行 <8358>
4-6月期(1Q)経常は32%増益で着地。
 
■ファインデックス <3649>
上期経常は4.6倍増益で着地、今期配当を0.5円増額修正。
 
■アルテリア・ネットワークス <4423>
4-6月期(1Q)税引き前は22%増益で着地。
 
■ライドオンエクスプレスホールディングス <6082>
4-6月期(1Q)経常は7.6倍増益で着地。
 
■レアジョブ <6096>
4-6月期(1Q)経常は13倍増益で着地。発行済み株式数(自社株を除く)の2.29%にあたる10万5000株(金額で1億9257万円)を上限に、8月15日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
 

【主な経済指標・スケジュール】

15(木)
【国内】
5年国債入札
 
【海外】
米8月ニューヨーク連銀景気指数(21:30)
米8月フィラデルフィア連銀景気指数(21:30)
米7月小売売上高(21:30)
米7月鉱工業生産指数(22:15)
米8月NAHB住宅市場指数(23:00)
休場:韓国、インド
《米決算発表》
ウォルマート、アプライド・マテリアルズ、エヌビディア
 
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
 

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