[概況]
3日、欧米時間の外国為替市場における米ドル円108円台まで水準を戻す動きとなっている。新型コロナウイルスの感染拡大による景気低迷の不安などに加え、2月米ISM製造業景気指数(予想:50.5 結果:50.1)など米経済指標が市場の予想値を下回ったことを受け、米ドル円は一時107.395円付近まで下落した。
しかしその後、主要7カ国(G7)の財務相・中銀総裁で緊急の電話会談をおこない各国中銀が金融政策における協調緩和を検討することなどが報じられるとNYダウが1200ドル超の上昇となるなど米主要株価が強含み、米ドル円は108円台へ水準を回復した。
テクニカル的には米ドル円は上方に控える5日移動平均線(108.937円)付近を試す可能性も考えられそうか。
[提供:カネツFX証券株式会社]
