[概況]
9日の東京外国為替市場は、米中通商協議への期待感からリスク選好が優勢だ。
そんななか、欧州時間に入るとユーロや英ポンドを買う動きが特に活発で、ユーロ円は124.960円、英ポンド円は139.11円まで高値を伸ばしている。
この動きの背景の一つに、欧州株の上昇が挙げられる。主要な欧州株は取引開始直後から堅調で、いずれも前日比で1%を超える上昇率である。
この後は、引き続き米中通商協議の進展に注目だ。現在、協議は終了し声明を待っている状態だが、事前に協議が進展している内容の報道が伝わるなど期待感は高まっている。仮に米中対立の緩和につながる内容であれば、ユーロ円や英ポンド円はさらに上昇しそうだ。
上昇の目処としては、ユーロ円が125.00円、英ポンド円は140.00円と予想する。
[提供:カネツFX証券株式会社]
