17日の東京株式市場は、横ばいな展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万9700円-3万円を想定。(16日終値2万9842円99銭)
米国株は下落。ダウ平均は336ドル安の33012ドルで取引を終えた。ダウ平均が大きめの下げとなっており、上値追いには慎重になると思われる。一方、為替は円安に振れており、この点は日本株のサポート要因となるだろう。
連日の強地合いが継続し、買い優勢のスタートとなりそう。ただ、買い一巡後は、日経平均株価の25日騰落レシオが、きのう時点で155.29%まで上昇。過熱気味とされる120%を大きく上回る状況が続いているだけに、短期的な過熱感を警戒し、売り圧力が強まる場面も想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=136円台の前半(16日は135円79-81銭)、ユーロ・円が1ユーロ=148円台の前半(同147円85-89銭)と、円安方向に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、16日の大阪取引所清算値比30円高の2万9870円だった。
【好材料銘柄】
■オリエンタル白石 <1786>
伊藤忠商事 <8001> と資本業務提携。第三者割当増資の実施を通じ、伊藤忠が議決権割合12.26%を保有する筆頭株主となる予定。また、26年3月期に営業利益62億円(23年3月期実績は52億円)を目指す中期経営計画を策定。
■ひらまつ <2764>
4月全社売上高は前年同月比25.8%増。
■クオールホールディングス <3034>
今期経常を一転6%増益に上方修正・最高益更新へ。第一三共 <4568> 子会社の第一三共エスファの株式を取得し子会社化する。
■パンチ工業 <6165>
ロボット・宇宙技術開発ベンチャーのダイモンと技術パートナー契約を締結。ダイモンが手掛ける月面探査計画「Project YAOKI」の一員として参画する。
■ヨシタケ <6488>
今期経常は14%増で2期ぶり最高益、1円増配へ。
【主な経済指標・スケジュール】
17(水)
【国内】
1-3月期GDP速報値(8:50)
20年国債入札
4月訪日外客数(16:15)
《決算発表》
あおぞら
【海外】
米4月住宅着工件数(21:30)
《米決算発表》
ターゲット、シスコシステムズ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
