権利配当落ち分の即日埋めるかどうか

27日の東京株式市場は、模様眺めムードが広がるなか、日経平均株価の権利配当落ち分(160円程度)を即日で埋めることができるか否かに注目が集まりそうだ。
即日で埋めてくれば足元の基調は強いとの見方が強まり、買いが買いを呼ぶ展開も期待できる。
外国為替市場での円安・ドル高進行が相場を支え、日経平均は2万1900円~2万2000円の推移になりそうだ。

また、TOPIXが年初来高値を更新し、ジャスダック平均はきょうで14日続伸、マザーズ指数もチャート形状が良くなっており、日本株を取り巻く環境は良好となっている。
この流れを切ることなく、日経平均も年初来高値(2万2362円)を更新しておきたいところだ。また、このタイミングでTOPIXが高値を更新してきた点からは、グロースよりもバリューの方にまだ分があるとみる。指標面での割安感があり、かつテクニカルが好転している銘柄を仕込むに良い局面と考える。

【好材料銘柄】

■Amazia <4424>
19年9月期の経常利益(非連結)を従来予想の2億8300万円→3億8500万円(前期は7700万円)に36.0%上方修正し、増益率が3.7倍→5.0倍に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
 
■フジプレアム <4237>
20年3月期の連結最終利益を従来予想の2億4200万円→4億0700万円(前期は3800万円)に68.2%上方修正し、増益率が6.4倍→11倍に拡大する見通しとなった。
なお、4-9月期(上期)の業績見通しは引き続き開示しなかった。
 
■マックスバリュ北海道 <7465>
20年2月期第2四半期累計(3-8月)の最終損益(非連結)を従来予想の2000万円の赤字→1億1100万円の黒字(前年同期は1億8700万円の赤字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。
なお、通期の最終利益は従来予想の7億5000万円(前期は4億5300万円)を据え置いた。
 
■セキチュー <9976>
20年2月期第2四半期累計(3-8月)の経常利益(非連結)は前年同期比9.7%増の3億6100万円に伸び、通期計画の3億6000万円に対する進捗率が100.3%とすでに上回り、さらに5年平均の72.5%も超えた。
 
■オプトエレクトロニクス <6664>
19年11月期第3四半期累計(18年12月-19年8月)の連結経常利益は前年同期比65.4%増の4億9300万円に拡大し、通期計画の1億6000万円に対する進捗率が308.1%とすでに上回り、さらに5年平均の71.9%も超えた。
 
■ニイタカ <4465>
20年5月期第1四半期(6-8月)の連結経常利益は前年同期比24.7%増の2.9億円に伸び、6-11月期(上期)計画の5.1億円に対する進捗率は56.9%に達し、5年平均の34.7%も上回った。

【主な経済指標・スケジュール】

【国内】
9月都区部消費者物価指数(08:30)
2年国債入札
《決算発表》
ハイデ日高、YE DIGIT、ハローズ、パレモ・HD、ハニーズHLD、スターマイカHD、DCM、ミタチ、岡山製紙、フィードフォー、ケーヨー、ジャステック
 
【海外】
米8月個人消費所得・個人支出(21:30)
米8月耐久財受注(21:30)

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 

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