7月2日の東京株式市場は、模様眺めムードが強まりもみ合う展開が予想される。
日経平均株価の予想レンジは、2万2100円-2万2400円
今週は、国内外で経済指標の発表が相次ぐ中、引き続き米国の通商政策の行方が警戒される。
米国と中国、米国と欧州連合(EU)との貿易摩擦が警戒され、日経平均の上値は引き続き重くなろう。
市場では「(7月6日の追加の対中制裁関税が)実際に発動されるかどうかはまだ不明。期日が近づくにつれ要人発言などのニュースに一喜一憂する展開になりそう」との見方が出ていた。
手掛かり材料難のなか、直近で上値を抑える格好となっている日経平均株価の5日線(前週末6月29日時点で2万2305円)を、上回ることができるかに注目が集まりそうだ。
為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の後半(前週末6月29日終値110円63-64銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=129円台の前半(同128円58-62銭)と円安に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、29日の大阪取引所終値比15円高の2万2225円だった。
【好材料銘柄】
■アルテック <9972>
今期経常を25%上方修正。
■黒谷 <3168> [東証2]
東証が7月6日付で市場1部に指定する。
■テクノアルファ <3089>
上期経常が黒字浮上で着地・3-5月期も黒字浮上。
■SAMURAI&J PARTNERS <4764>
楽天 <4755> グループの民泊事業会社である楽天LIFULL STAYと、クラウドファンディングをはじめとしたファイナンス支援を活用した宿泊施設の開発・供給で業務提携。
■ユビテック <6662>
今期最終を55%上方修正。
■日本エスコン <8892>
今期経常を17%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も6円増額。
また、東京都千代田区と大阪市中央区のビジネスホテル2物件を売却。
引き渡し時期は千代田区の物件が今期(織り込み済み)、大阪の物件は来期を予定する。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
2(月)
6月調査日銀短観(8:50)
2018年分の路線価公表(10:00)
6月新車販売台数(14:00)
6月軽自動車新車販売台数(14:00)
《決算発表》
地域新聞、KTK、日フイルコン、アークス
【海外】
米5月建設支出(23:00)
米6月ISM製造業景況指数(23:00)
休場:香港(香港特別行政区設立記念日
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
