7日の日経平均株価は、前日比382円88銭高の2万6490円53銭と大幅に反発して取引を終えた。時間外取引で米株価指数先物が上昇に転じたことを支えに、堅調に推移した。
8日の東京株式市場は、模様眺めムードが広がりそう。
あすは7月限株価指数先物・オプションのSQ(特別清算指数)。そして主なパッシブ型ETFで決算期日を迎えるため、配当金捻出のための売り需要が大量に発生するといわれている。1兆円強の資金捻出売りが発生するとの見方もあり、注意したい。そういった意味では、あすは需給面での特異日となる。
現地8日には、米6月雇用統計の発表を控えることから、その内容を確認したいとして取引時間の終了にかけ、見送り商状が強まる場面もありそう。
2019年からの直近3年間の同時期を振り返えると、決算集中日に日経平均は下げたものの下げ幅は大きくなかったことや、直後は反動で上昇した経緯がある。今年も同様のケースが一歩手前の段階から意識された可能性はあるだろう。参議院選挙の投票前で手掛けづらさがあり、今晩の米国市場次第という側面もあるが、意外高の展開もありえるのではないか。
■上値・下値テクニカル・ポイント(7日現在)
27751.72 200日移動平均線
27647.36 ボリンジャー:+1σ(26週)
27526.00 ボリンジャー:+1σ(25日)
27358.15 ボリンジャー:+1σ(13週)
26958.41 75日移動平均線
26954.99 均衡表転換線(週足)
26954.99 均衡表基準線(日足)
26936.20 26週移動平均線
26904.64 均衡表雲上限(日足)
26807.69 均衡表雲下限(日足)
26805.02 13週移動平均線
26772.96 25日移動平均線
26748.03 均衡表基準線(週足)
26490.53 ★日経平均株価7日終値
26452.03 均衡表転換線(日足)
26251.89 ボリンジャー:-1σ(13週)
26250.69 6日移動平均線
26225.03 ボリンジャー:-1σ(26週)
26019.91 ボリンジャー:-1σ(25日)
25771.22 新値三本足陰転値
25698.76 ボリンジャー:-2σ(13週)
25513.86 ボリンジャー:-2σ(26週)
25266.86 ボリンジャー:-2σ(25日)
25145.62 ボリンジャー:-3σ(13週)
24802.69 ボリンジャー:-3σ(26週)
ローソク足は下ヒゲを伴う中陽線を引いてほぼ高値引け。上向きに転じた5日移動平均線を終値で突破し、短期的な上昇圧力の回復を窺わせている。一目均衡表は三役逆転による売り手優勢の形状ではあるが、終値が転換線を上回り、下値不安の後退を示唆している。月初からのザラ場高値は1日26531.24円、5日26532.51円、7日26533.65円と26500円をわずかに上回る水準が上値抵抗帯を形成しており、明日8日以降は26500円付近からの上抜けが反転トレンド入りの成否を判断するポイントとして注目されよう。
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