15日の日経平均株価は、模様眺めムードが広がりそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、2万8400円-2万8700円。
きのう14日の日経平均株価は、朝安後に下げ渋る動きをみせたものの、4-6月期決算発表の本格化を控え、手がかり材料に欠けることもあり、戻りは限定的だった。
現地14日の米国株式市場で、NYダウ平均とS&P500が上昇した一方、ナスダックが下落。ダウ平均は44ドル高の3万4933ドルで取引を終えた。パウエル氏の発言は、米株市場を大きく動かす材料にはならなかった。日本株は手掛かり難から動意薄となるだろう。
指数寄与度の高い主力銘柄を避け、値動きの軽い中小型株への物色が中心になりそう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の後半(14日は110円50-51銭)と円高に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=130円台の前半(同130円22-26銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、14日の大阪取引所清算値比25円安の2万8515円だった。
【好材料銘柄】
■JESCOホールディングス <1434>
今期経常を一転49%増益に上方修正・最高益更新へ。
■Shinwa Wise Holdings <2437>
前期経常は黒字浮上で着地・3-5月期(4Q)経常は黒字浮上、今期業績は非開示。
■メディアドゥ <3678>
3-5月期(1Q)経常は15%増益で着地。
■不二越 <6474>
今期経常を94%上方修正、配当も20円増額。
■古野電気 <6814>
3-5月期(1Q)経常は706倍増益で着地。
■IDOM <7599>
上期経常を47%上方修正・最高益予想を上乗せ、通期も増額。
■エスケイジャパン <7608>
3-5月期(1Q)経常は5.2倍増益で着地。
■三光合成 <7888>
前期経常が上振れ着地・今期は28%増益、3円増配へ。
■関通 <9326>
上期経常を76%上方修正。また、8月31日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施。
■クリエイト・レストランツ・ホールディングス <3387>
今期税引き前を25%上方修正。ソフトバンク <9434> と飲食店のDX推進でパートナー契約を締結。また、SFPホールディングス <3198> とグループ内の購買企画を行う合弁会社を設立する。
■コメダホールディングス <3543>
3-5月期(1Q)税引き前は2.2倍増益で着地。
■アララ <4015>
今期経常を18%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■リソー教育 <4714>
今期経常を12%上方修正・2期ぶり最高益更新へ。
■日本光電 <6849>
4-6月期経常は前年同期比3.8倍の60億円に拡大する見通し。
■Macbee Planet <7095>
AIマーケティングプラットフォーム「3D AD」を運営するAlphaの全株式を取得し子会社化する。
■ウェルスナビ <7342>
ロボアドバイザー「WealthNavi for ソニー銀行」と「WealthNavi for 住信 SBIネット銀行」がNISAに対応。また、「WealthNavi」の預かり資産が5000億円を突破。
■文教堂グループホールディングス <9978>
21年8月期第3四半期決算短信で「継続企業の前提に関する注記」の記載を解消。9-5月期経常は5%増益。
【主な経済指標・スケジュール】
15(木)
【国内】
日銀金融政策決定会合(~7/16)
《決算発表》
ファーストリテイ、ベイカレント、マネフォワ-ド、ウエストHD、パソナG、日置電、TKP、ドトル日レス、ウイングアーク、北の達人、日本国土、ココナラ、RPA、ベクトル、オキサイド、ビザスク、テラスカイ、サーバーワクス、バロック、ウォンテッドリ、グッドパチ、大庄、ロゼッタ、ヨシムラフード、串カツ田中、AFC-HD、ノダ、AVANTIA、東洋電、オンデック、エコモット、U&C
【海外】
中国4-6月期GDP(11:00)
中国6月鉱工業生産(11:00)
中国6月小売売上高(11:00)
中国6月固定資産投資(11:00)
米7月ニューヨーク連銀製造業景気指数(21:30)
米7月フィラデルフィア連銀景気指数(21:30)
米6月鉱工業生産(22:15)
パウエルFRB議長が米上院で議会証言
《米決算発表》
モルガンスタンレー、ユナイテッドヘルス・グループ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
