25日の日経平均株価は、前日比165円54銭高の2万8479円01銭と6日ぶりに反発して取引を終えた。大阪チタニウム、ダブルスコープ、第一三共などが大幅上昇。自己株取得を発表したステラケミファが年初来高値を更新した。
リポートを材料に日本電波工業が12%高となり、プライム市場では値上がり率トップ。新聞報道からリサイクル市場拡大期待が高まり、アサカ理研やリネットジャパンが急騰した。小型の銘柄では次世代原発関連の物色が続き、助川電気や日本製鋼所が買いを集めた。
26日の東京株式市場は、様子見姿勢が強まりそうだ。
25日は6日ぶりに反発したが、5連敗中に900円強の下げとなっていただけに「下げた分の反動高」との声が聞かれた。現地26日には、ジャクソンホール会議でパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演が予定されている。今後FRBは、景気動向に対し難しい舵取りを強いられることが予想されていることから、方針を確認したいとする投資家は多いとみられ、積極的な売買は限られそうだ。
先週の週末値は2万8930円(25日終値は2万8479円)で、週間上昇のハードルは高くなったが、週初の水準は28654円で、週足陽線は十分期待できる。来週に向けて引け味良く週を終えたいところだ。
■上値・下値テクニカル・ポイント(25日現在)
29863.80 ボリンジャー:+3σ(26週)
29665.70 ボリンジャー:+3σ(25日)
29415.51 ボリンジャー:+2σ(13週)
29181.59 ボリンジャー:+2σ(25日)
28959.28 ボリンジャー:+2σ(26週)
28752.49 均衡表転換線(日足)
28697.48 ボリンジャー:+1σ(25日)
28652.03 6日移動平均線
28479.01 ★日経平均株価25日終値
28443.55 ボリンジャー:+1σ(13週)
28285.03 均衡表雲上限(週足)
28259.36 均衡表基準線(日足)
28249.24 新値三本足陰転値
28213.37 25日移動平均線
28054.76 ボリンジャー:+1σ(26週)
27933.13 均衡表雲下限(週足)
27729.26 ボリンジャー:-1σ(25日)
27539.93 200日移動平均線
27532.26 均衡表転換線(週足)
27471.58 13週移動平均線
27251.49 75日移動平均線
27245.15 ボリンジャー:-2σ(25日)
ローソク足は陽線を引いて高値と安値も前日水準を上回ったが、下降を続ける5日移動平均線や17日高値から24日安値までの3分の1戻し28595.73円に届く場面はなく、足元の調整圧力の強さを窺わせた。
反面、一目均衡表では基準線と転換線が三役好転下で上昇を続け、大勢での買い手優勢キープを示唆した。25日線が28213.37円。
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