3月中旬に押した際の直近安値が3万8271円(3/12)で、これを下回ってしまうとチャートの形状が大きく悪化する。
逆に深押しすることなく切り返してくれば、調整終了を期待した買いが入りやすくなる。3万9000円を割り込むと見切り売りが加速する展開も想定されるだけに、あすは反発してほしいところ。終値(3万9451円)で25日線を明確に割り込んだのは印象が悪い。ただ、過去の調整局面でも割り込んでいないわけではなく、割り込んだ後に大崩れを回避して、新たな上昇が始まっている。きょうあすと底堅く推移できるかどうかが、4月相場を大きく左右することになりそうだ。
米国では3日、3月のADP全米雇用報告の発表やパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演などが予定されている。労働市場の力強さが示され、パウエル氏の講演で利下げの後ずれを示す発言が出るのか確認したいと考える向きが多く、積極的に買い上がる雰囲気にはなっていない。
また、投資家の関心は企業業績に移り始めており、2025年3月期の業績向上が続くかも見極めたいようで、目先は様子見ムードの強い展開が続きそうだ。
■上値・下値テクニカル・ポイント(3日現在)
43716.54 ボリンジャー:+3σ(13週)
41886.66 ボリンジャー:+2σ(13週)
41758.37 ボリンジャー:+3σ(25日)
41685.90 ボリンジャー:+2σ(26週)
41096.96 ボリンジャー:+2σ(25日)
40435.56 ボリンジャー:+1σ(25日)
40152.40 均衡表転換線(日足)
40065.68 6日移動平均線
40056.79 ボリンジャー:+1σ(13週)
39774.15 25日移動平均線
39679.57 均衡表基準線(日足)
39451.85 ★日経平均株価3日終値
39112.74 ボリンジャー:-1σ(25日)
38797.51 新値三本足陰転値
38573.07 ボリンジャー:+1σ(26週)
38471.19 均衡表転換線(週足)
38451.33 ボリンジャー:-2σ(25日)
38226.92 13週移動平均線
38033.66 均衡表雲上限(日足)
37789.92 ボリンジャー:-3σ(25日)
36961.58 75日移動平均線
36397.04 ボリンジャー:-1σ(13週)
35815.84 均衡表雲下限(日足)
35813.02 均衡表基準線(週足)
35460.24 26週移動平均線
34567.17 ボリンジャー:-2σ(13週)
34173.14 200日移動平均線
下げ幅は一時600円を超え、終値は25日移動平均線を下回った。ローソク足は小陰線だがマドを空けて下げており、強い売り圧力を窺わせた。一目均衡表で転換線が下降を開始し、パラボリックが売りサイン点灯を開始したこともあり、調整局面の長期化リスクへの留意が必要となろう。
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