様子見ムードが広がりそう

 
 
 
日経平均は連日の上昇で、終値で21700円台を回復した。
ハイテク株が上昇を主導した点はきのうと似ているが、指数の動きをみてみると、きのうは寄った後に上げ幅を広げた一方、きょうは高く始まった後の上値は抑えられた。
 
明日25日の東京株式市場は、本格化する決算発表をにらみ、個別株物色の色彩が強まってくる。24日引け後には日電産をはじめ、信越化、アドバンテストが4-6月期決算を、キヤノンが1-6月期決算を開示し、これら注目企業の株価動向に関心が向きやすいだろう。
 
7月は21800円手前では上値が抑えられているため、7月2日の高値21784円を早々に上回ることができるかが当面の焦点となる。
ハイテク株が失速した場合、大きめの調整も想定されるが、その場合、200日線(21524円、24日時点)がサポートになるかに注目しておきたい。
 
 
■テクニカル・ポイント(24日現在)
 
22256.69  ボリンジャー:+2σ(26週)
22175.48  ボリンジャー:+2σ(13週)
22093.28  ボリンジャー:+3σ(25日)
21889.31  ボリンジャー:+2σ(25日)
21796.22  ボリンジャー:+1σ(26週)
21769.17  ボリンジャー:+1σ(13週)
21754.27  新値三本足陽転値
 
21709.57  ★日経平均株価24日終値
 
21698.33  均衡表雲上限(週足)
21685.34  ボリンジャー:+1σ(25日)
21524.37  200日移動平均線
21481.38  25日移動平均線
21454.94  6日移動平均線
21452.53  75日移動平均線
21369.16  均衡表転換線(日足)
21362.86  13週移動平均線
21354.21  均衡表基準線(日足)
21335.74  26週移動平均線
21326.28  均衡表雲上限(日足)
 
 
終値は上向きの25日線を上放れて強い買い圧力を示唆。2日に付けた直近高値21784.22円に迫る21744.88円まで一時上昇し、レンジ上限抜けを窺う勢いを見せた。
 
ただ、ザラ場高値21700円台は今月7回目で、ここ数日で2日高値抜けに失敗すれば、もみ合いが長期化するリスクに留意が必要となろう。
 
ボリンジャーバンドでは、+1σを下回ることなく推移し、ザラ場で-2σ近くまで下落した18日を直近ボトムとする反転トレンドが継続した。RSI(14日ベース)は49.08%(昨日47.67%)、東証1部の騰落レシオは111.08%(昨日103.44%)といずれも中立圏にとどまり、過熱感は窺えない。
 

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