21日東京株式市場は、様子見ムードが広がりそう。
軟地合いが続くなか、3連休となることもあり、積極的に買いポジションを取りに行く動きは限られそうだ。
序盤に戻りを試すも上値は抑えられ、その後は売り買いともに手控えられる格好でこう着相場が続くと予想する。
日経平均の予想レンジは20150円-20500円。
昨日、日経平均株価が大幅安して3月につけた年初来安値を更新するという極めて厳しい投資環境のなかで、足もと先行き不安感は増幅しており下値模索の推移を強いられることになりそうだ。
三連休を控えた週末の今日は、もう一段の売りに押される展開が想定される。水準的には3月の安値に達したことで、いったん売りは止まっても良さそうで、急速に世界株安の雰囲気が強まってきたため、各国要人からのリップサービスなどがあれば、一定程度は戻す展開にも期待はできる。
ただ、今年のイベントをほぼ消化したタイミングで年初来安値を更新したというのは印象が悪く、年末にかけては年またぎのリスクを回避したい投資家からの売りが上値を抑えるだろう。押し目買いに関しては、直近で安値をつけた銘柄はまだ売られるとみておいた方が良く、底固めが十分進んだ銘柄を狙いたい。
【好材料銘柄】
■カンロ <2216> [東証2]
今期経常を一転微増益に上方修正。
■トランスジェニック <2342> [東証M]
関連会社の医化学創薬がエービー・サイエックスと新規糖鎖解析技術の確立を目的とした共同研究契約を締結。
■ロードスターキャピタル <3482> [東証M]
新宿区の販売用不動産を売却。売却益は17年12月期営業利益(13.6億円)の30%相当額以上。
■フリービット <3843>
発行済み株式数(自社株を除く)の1.57%にあたる35万株(金額で3億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は12月21日から19年6月30日まで。
■竹本容器 <4248>
今期配当を3円増額修正。
■ドリームインキュベータ <4310>
株主優待制度を新設。毎年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、保有株数と保有期間に応じて1500ポイント~3万3000ポイントの株主優待ポイントを付与する。傘下のアイペット <7323> [東証M]が導入する優待ポイント制度と合算して利用できる。
■ぴあ <4337>
発行済み株式数(自社株を除く)の0.36%にあたる5万株(金額で1億9900万円)を上限に、12月21日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
■LITALICO <6187>
NTTドコモ <9437> に子育て情報メディアConobie(コノビー)事業を譲渡。売却益約2億円を特別利益に計上する。
■三井海洋開発 <6269>
今期配当を10円増額修正。
■クボタ <6326>
発行済み株式数の0.1%にあたる150万株の自社株を消却する。消却予定日は12月28日。
■ウシオ電機 <6925>
発行済み株式数(自社株を除く)の6.26%にあたる800万株(金額で100億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は12月21日から19年12月20日まで。
■アイペット損害保険 <7323> [東証M]
株主優待制度を新設。毎年3月末と9月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、保有株数と保有期間に応じて年間1500ポイント~3万3000ポイントの株主優待ポイントを付与する。
親会社のドリームインキュベータ <4310> が導入する優待ポイント制度と合算して利用できる。
■アールビバン <7523>
発行済み株式数(自社株を除く)の9.96%にあたる125万株(金額で8億7500万円)を上限に、12月21日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
■フジシールインターナショナル <7864>
株主優待制度を拡充。現行は100株以上保有株主に対し、一律でクオカード3000円分を贈呈しているが、新制度では保有株数と継続保有期間に応じ、2000円分~1万5000円分のクオカードを贈呈する。
【主な経済指標・スケジュール】
21(金)
【屋内】
11月消費者物価指数(8:30)
《決算発表》
大光、サツドラHD
【海外】
米7-9月期GDP確定値(22:30)
米11月耐久財受注(22:30)
米11月個人所得(12/22 0:00)
米11月個人支出(12/22 0:00)
《米決算発表》
カーマックス
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
