様子見ムードが一段と強まるか

 
日経平均は2円安。きのう買われたハイテク株が大幅安となり、後場にかけてはマザーズ指数が崩れるなどグロース株が敬遠されたため、買いが続かなかった。
 
あす(7日)の東京株式市場は、米国を巡る中国やメキシコとの貿易摩擦への警戒感が強まるなか、週末には5月の米雇用統計を控えており、様子見ムードが一段と強まると考える。
きょうの東京株式市場は、日経平均が前日比プラス圏で推移する時間帯が多かったものの、買い意欲の低下は深刻と言わざるを得ない状況だ。
 
日経平均は今週上回った5日線(2万594円、6日時点)より上で週を終えることができるかに注目しておきたい。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(6日現在)
 
21425.72  13週移動平均線
21339.12  均衡表雲下限(日足)
21326.28  均衡表転換線(週足)
21326.28  均衡表基準線(日足)
21203.40  25日移動平均線
21083.87  26週移動平均線
20942.53  新値三本足陽転値
20935.45  ボリンジャー:-1σ(13週)
20823.69  均衡表基準線(週足)
20793.67  均衡表転換線(日足)
 
20774.04  ★日経平均株価6日終値
 
20745.42  ボリンジャー:-1σ(25日)
20652.21  6日移動平均線
20445.18  ボリンジャー:-2σ(13週)
20426.09  ボリンジャー:-1σ(26週)
20287.44  ボリンジャー:-2σ(25日)
19954.90  ボリンジャー:-3σ(13週)
19829.46  ボリンジャー:-3σ(25日)
 
ローソク足は上ヒゲを出して引け、各移動平均線が揃って下向きのなか、急ピッチの下落をみせる5日線や25日線から、戻り売り圧力の強さが意識された。
 
一方、日足の一目均衡表では、基準線と転換線が横ばいを継続し、短期的な売り圧力後退が窺える。
日足のボリンジャーバンドでは、日々線が昨日に続いて-1σを上回って大引けを迎え、3日ザラ場の-2σ割れを底とする反転トレンド形成の可能性が高まった格好になっている。
 

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