きょう(30日)の日経平均株価が前営業日比38円高の3万6065円と小幅続伸。強弱観が対立し目先方向感が見えにくくなってはいるが、日経平均が3万6000円台をキープできているということは、それなりに強い地合いであるといってよい。
ただ、値下がり銘柄数の多さや売買代金の減少傾向を見る限り、ひと頃の高揚感はだいぶ剥落した印象を受ける。前日の米株高は市場のセンチメント改善につながった一方、足もと外国為替市場で円高含みに推移したことが、輸出セクター中心に重荷となった。
きょうの市場は続伸したものの、全般は様子見ムードの強い展開が続いた。FOMCの結果を見極めたいと考える投資家が大半だからだろう。
また、米国では30日、1月のコンファレンスボードによる消費者信頼感指数や昨年12月の雇用動態調査(JOLTS)などの発表が予定されており、市場予想と大きく乖離する結果となれば、円高が一段と進む可能性があり警戒が必要だろう。また国内で企業決算が本格化しており、決算内容の確認もポイントになりそうだ。
ただ、節目の3万6000円台を割り込まず推移しており、地合いの強さは変わっていないとの見方をする向きも多い。
明日は月内最終日でもあるため、指数の振れ幅が大きくなるかもしれない。上に振れるなら素直に順張りで臨めば良いだろう。下に振れた場合、1月26日の安値3万5687円を下回ることなく推移できるかに注目しておきたい。
■上値・下値テクニカル・ポイント(30日現在)
37334.13 ボリンジャー:+2σ(25日)
37315.41 ボリンジャー:+3σ(26週)
36569.87 ボリンジャー:+2σ(13週)
36177.88 均衡表転換線(日足)
36137.40 6日移動平均線
36084.10 ボリンジャー:+1σ(25日)
36065.86 ★日経平均株価30日終値
35877.30 ボリンジャー:+2σ(26週)
35577.11 新値三本足陰転値
35279.42 ボリンジャー:+1σ(13週)
34838.85 均衡表基準線(日足)
34834.06 25日移動平均線
34594.95 均衡表転換線(週足)
34439.18 ボリンジャー:+1σ(26週)
33988.98 13週移動平均線
33736.09 均衡表基準線(週足)
33584.03 ボリンジャー:-1σ(25日)
33271.85 75日移動平均線
33022.07 均衡表雲上限(日足)
33001.06 26週移動平均線
32698.53 ボリンジャー:-1σ(13週)
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