5日の日経平均株価は続伸したが、寄り付き天井で小幅高。米国動向からは大幅高となっても良かったところで、物足りない動きとなった。きのう4日も、雇用統計通過後の米国株が強かった割には相場が盛り上がらず、微妙に市場再編が日本株買いにネガティブに作用したような雰囲気すらある。
市場では、「日柄整理の進展が待たれる」との見方も出ていた。
あす6日の日経平均株価は、材料待ちのなか、動きづらいとみられる。
米3月ISM(サプライマネジメント協会)非製造業景況指数の発表を受けた5日の米国株式動向が注目されるが、6日には3月15、16日開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録が公表され、内容を見極めたいとの空気が強まりそうだ。
■上値・下値テクニカル・ポイント(5日現在)
29125.02 ボリンジャー:+1σ(26週)
29080.26 ボリンジャー:+2σ(25日)
28875.30 均衡表雲上限(週足)
28810.48 ボリンジャー:+2σ(13週)
28237.16 200日移動平均線
28149.84 新値三本足陽転値
28008.81 26週移動平均線
27969.78 ボリンジャー:+1σ(13週)
27900.93 ボリンジャー:+1σ(25日)
27881.92 6日移動平均線
27869.15 均衡表転換線(日足)
27787.98 ★日経平均株価5日終値
27581.90 均衡表雲上限(日足)
27439.47 75日移動平均線
27321.34 均衡表基準線(週足)
27129.08 13週移動平均線
26892.60 ボリンジャー:-1σ(26週)
26872.13 均衡表雲下限(週足)
26729.98 均衡表雲下限(日足)
26721.61 25日移動平均線
26510.28 均衡表転換線(週足)
高値と安値も前日水準を上回ったが、終値は下降中の5日移動平均線割れで終了。ローソク足は上ヒゲのない「陰の寄り付き坊主」を描き、28000円手前での売り圧力の強さを確認する形となった。一方、パラボリックの陰転値が本日安値の66.83円下まで上昇。TOPIXでは4月1日にパラボリックが陰転したこともあり、日経平均も近日中の売りサイン点灯が警戒される。
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