根強い、米ドルの買い

[概況]

 
16日の欧米為替市場は、米ドル円が底堅かった。昨夜は、いくつかの米経済指標が発表されたが、結果はあまり芳しくなかった。まず、4月のフィラデルフィア連銀景況指数は予想が-32.0のところ結果は-56.6。次に、3月の住宅着工件数は、予想が130.0万件のところ結果は121.6万件と、いずれも予想を下回る結果に。
 
そして、新規失業保険申請件数だが、こちらは予想550.0万件のところ結果は524.5万件と、予想と結果を比較するとまずまずの内容だが、やはり雇用情勢の深刻さが懸念される数字であることは否めない。
これを受け、米ドル円は一時安値107.150円まで下落したが、その後は107円台後半まで買い戻される動きとなった。終値は107.850円である。米国の経済指標の悪化を受けても、昨夜のような底堅い米ドル円の動きをみると、この後も有事の米ドル買いを背景とした基調は継続と予想してもよさそうか。値段を明記するなら、上値目標は4/6の高値109.390を想定する。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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