株高アノマリー継続期待。

週明けのNY株式市場は続伸。
NYダウは178ドル高の24813ドル。
週末に5日・25日・75日の移動平均線が24570水準で重なった位置から上放れた。
NASDAQは52ポイント高の7606ポイント。
3月12日以来、ほぼ3カ月ぶりに過去最高値を更新した。
アマゾンやネットフリックス、エヌビディアなど主力ハイテクセクターの一角が上場来高値を更新。
指数数を押し上げた格好。
中小型株のラッセル2000指数も最高値を更新した。
マイクロソフトは連日の高値更新。
AR(拡張現実)の機能を取り入れるツールの改良などを発表した時価総額世界トップのアップルも上場来高値を更新。
VIX(恐怖)指数は12.74と低下。
10年国債利回りは2.93%台と上昇(価格は下落)。
リスクオンの流れが継続している。
「市場は貿易に関するトランプ大統領のツイッターや政府の発表をやっと気にしなくなった。
ただグロース株とバリュー株の格差は世界的な貿易摩擦への懸念を映している」という声も聞こえる。
S&P500採用銘柄ではGEやキャタピラーなど貿易戦争の影響を受けやすい資本財銘柄は逆行安だった。
G7財務相・中央銀行総裁会議での米国と6カ国の対立。
「8日から開催のG7首脳会議でも亀裂がはっきりすればIT株偏重が加速しそうだ」という見方だ。
「6月相場のリスクはハイテク株」という見方は好悪どちらにしても間違ってはいないのだろう。
ドル円は109円80銭台。
 
 
東証1部の騰落銘柄数は値上がり銘柄1737、値下がり銘柄309と買い優勢。
「米国から多くのポジティブ材料が届き、日本株も大幅高」との見方だ。
25日線(22553円)を抜けなかったことが心残りの月曜日だった。
「日経平均は304円高。
300円超の上昇幅は少地合いが変わった」という声も聞こえる。
TOPIXは3日続伸で5月25日以来の水準に浮上した。
騰落レシオは97.25%。
日経平均は25日線(22553円)からは0.3%のマイナスかい離。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲12.203%。
買い方▲9.143%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲17.26%。
買い方▲15.70%。
空売り比率は39.2%と2日ぶりの40%割れ。
シカゴ225先物終値は大証日中比45円高の22555円。
25日線は抜けて戻ってきた。
昨日開催された「未来投資会議」での成長戦略素案は「IoT、AI、そしてフィンテック」がテーマ。
市場がどう評価するかだろう。
 
 
日経朝刊連載小説「愉楽にて」は連日の濡れ場継続で株高アノマリー継続期待。
もっとも記録としては3日続伸よりも4日連続陽線の方が気にかかる。

(兜町カタリスト櫻井)

 

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