[概況]
欧州市場で発表されたユーロ圏製造業と非製造業PMIの予想を下回る結果にユーロは売られてNY市場朝方に130円を割れ、発表された米新規失業保険申請件数が予想より増えるとドルも105円台前半に落ちる下げとなった。
其の後発表された2月景気先行指数は予想を上回ってドルは買い戻され、NY市場中盤には105.805円まで反発したが、株価の下げ幅拡大に戻りを売られて再び値下がりし、引け近くに再度105円半ばを割り込むと、最後は前日比-75銭の105.295円と105円台前半に落ちて引けた。
米国の関税政策による貿易摩擦拡大への懸念から株式市場は大幅に下落しており、為替市場もリスク回避の円買いが進んで、ドルを始めとした主要通貨は対円で大幅に下落し、ユーロ(-1.345円)やポンド(-1.55円)、豪ドル(-1.400円)などは1円以上の下落となった。
貿易摩擦の行方は未だ不透明で、目先はリスク回避の円買いがどこまで進むのか見極めた方が良いかも知れない。
[提供:カネツFX証券株式会社]
