株価上昇によるリスク選好の円売りが優勢となる

[概況]

英国の合意無きEU離脱が回避されるとの見方にユーロやポンドは欧州市場序盤に当日高値を付けたが、其の後欧州株式市場が値下がりした事などに両通貨は売られ、NY市場序盤にユーロは当日安値128.750円まで下落した。
 
ドルも下げたが、売られて始まったNY株式市場が上昇に転じた事や米国債利回りの上昇にドル買いが進み、NY市場序盤過ぎに当日高値111.650円まで上昇した。
 
其の後も株価が高値で推移した事でドルも111円半ばで揉み合いとなり、最後は前日比+46.5銭高の111.590円と111円台後半に乗せて引けた。株価上昇やドル高に他の主要通貨も対円で上昇し、終盤にトランプ大統領がカナダとの協議は上手く行っていると発言した事が伝わるとカナダドルは急伸し、+94銭高の上昇となった。
 
昨日はトランプ発言でカナダドルが急騰するなど、大統領の発言やツィートには注意が必要で、対日通商交渉で発言が出て来る様だと円が買われる可能性があり、ここからのドル買いには注意が必要ではないか。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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