[概況]
20時に発表されたトルコ政策金利は予想を大幅に上回る+6.25%の利上げ(24.00%)となり、トルコリラは当日高値18.58円まで急騰した。
またECB理事会では金利が据え置きとなり、ドラギECB総裁が会見で、世界的なリスクに対応出来る十分な強さがあるとの認識を示した事などに反応してユーロは買われ、8月消費者物価指数の予想を下回る結果に一旦売られたドルも直ぐに値を戻してそれまでの高値を上抜いた。
NY株式市場が続伸して始まると為替市場はリスク選好の円売りが優勢となり、NY市場終盤にドルは8月1日以来の112.010円まで上昇し、ユーロも8月30日以来の130円台に乗せる上昇となった。
最後もドルは前日比+66.5銭高の111.925円と112円近くで引け、ユーロ(+1.495円)やポンド(+1.54円)は大幅上昇し、主要通貨は軒並み上昇して引けた。久しぶりのリスク選好の円売りとなったが、景気の強さを比較して考えれば利幅は小さいかも知れないが、ドルの押し目買いが良いのではないか。
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