[概況]
NY市場に入り発表された新規失業保険申請件数は予想より減少し、11月輸入物価指数は予想を下回るなどマチマチだったが、ECB理事会後のドラギ総裁会見で、総裁はユーロ圏経済に慎重な姿勢を示し、ECBスタッフによる成長見通しも引き下げられた為にユーロは急落し、NY市場序盤に当日安値128.705円まで下落した。
一方対ユーロで買われたドルは対円でも上昇し、其の後NY株式市場が続伸で始まり、ダウが序盤に+213ドル以上も上昇するとドルも買われて中盤に当日高値113.720円まで上昇した。
しかし序盤以降株価が上げ幅を縮小した為にドルも上値を抑えられて113円半ば付近まで下げたが、最後は前日比+32銭高の113.590円と113円後半を維持して引けた。ドル高に連れて南アランド(-1銭)以外の主要通貨も上昇したが、ドルは下値は堅い反面、114円も付けに行く動きは出にくい様で、まだ揉み合いが続きそうだ。
[提供:カネツFX証券株式会社]
