24日大引けの東証グロース市場は米関税政策を巡る不透明感から投資家心理が上向きにくかった。中小型株を売却し、半導体関連など一部の大型株に資金を振り向ける動きが優勢で、指数は安値引けとなった。グロース市場では約7割の銘柄が値下がりした。
一方、防衛省の人工衛星関連事業で大型受注を獲得したSynsやアクセルHDなど宇宙関連株の一角が上昇し、指数を下支えする場面もあった。
東証グロース市場250指数は続落した。終値は前週末比16.95ポイント(2.27%)安の728.94だった。グロース250とグロースCoreは下落。
グロース市場ではクオリプスやFFRIが下落した。一方、トライアルとジーエヌアイは上昇した。
値上がり銘柄数164、値下がり銘柄数405と、値下がりが優勢だった。
24日に東証グロース市場に新規上場したイノバセルは午前に公開価格(1350円)を102円(7.55%)下回る1248円で初値を付け、初値比198円(15.86%)安の1050円で終えた。
前日の米国市場で人工知能(AI)の台頭で既存の事業モデルを破壊するとの「AI脅威論」が拡大。「AIインフラ設備関連に資金が向かう中で、ソフトウエア関連は売りが出やすい状態」となり、FFRIなど関連銘柄に売りが波及した。
個別ではアクセルスペースホールディングスがストップ高。シンバイオ製薬、エアークローゼットは一時ストップ高と値を飛ばした。トライアルホールディングス、日本ファルコム、ソーシャルワイヤー、QPSホールディングス、AlbaLinkなど11銘柄は昨年来高値を更新。窪田製薬ホールディングス、イーディーピー、トラース・オン・プロダクト、セレンディップ・ホールディングス、和心が買われた。
一方、網屋、グローバルセキュリティエキスパート、バリュークリエーションがストップ安。Cocolive、インテグループ、キッズスター、海帆、TalentXなど39銘柄は昨年来安値を更新。S&J、アーキテクツ・スタジオ・ジャパン、FFRIセキュリティ、クオリプス、AVILENが売られた。
