東証グロース市場は、前場寄り付きから上げ幅を拡大し、後場も堅調に推移した。きょうの東京株式市場は材料難だったが、個人投資家の運用意欲は旺盛で、「値動きの軽さを求めて中小型株が物色された」という。
テーマ株であるバイオ株を物色する動きが目立った。市場では「機関投資家が年末休暇に入って薄商いのなかで、個人投資家の売買が多い中小型株への関心が集まりやすい。個人が値上がりを期待して先行して買いを入れているようだ」との声が聞こえた。
東証グロース市場250指数は5日続伸した。終値は前週末比4.81ポイント(0.71%)高の682.54だった。グロース250とグロースCoreは続伸。
グロース市場ではPowerXやオンコリスが上昇した。一方、トライアルやファンディノは下落した。
値上がり銘柄数375、値下がり銘柄数218と、値上がりが優勢だった。
個別では農業総合研究所、免疫生物研究所、WASHハウス、いつも、ジャパン・ティッシュエンジニアリングがストップ高。TMH、ファインズ、TORICOは一時ストップ高と値を飛ばした。ストレージ王、ジェイグループホールディングス、THECOO、ノースサンド、FUNDINNOなど13銘柄は年初来高値を更新。トランスジェニックグループ、サイエンスアーツ、旅工房、フツパー、フライヤーが買われた。
一方、インフォメティス、グランディーズ、フラー、スタートライン、リブ・コンサルティングなど7銘柄が年初来安値を更新。ビートレンド、ヘリオス、富士山マガジンサービス、スタメン、G-FACTORYが売られた。
