6日の日経平均株価は続伸し、終値は前日比342円78銭高の5万5620円84銭だった。
前日の米株式市場では、NYダウが784ドル安と大幅反落した。中東情勢の緊迫化で原油価格の指標であるWTI価格が一時1バレル=82ドル台まで急上昇したことを嫌気する売りが膨らんだ。これを受け、日経平均株価は値を下げて始まり、一時下落幅は760円を超えた。ただ、売り一巡後は下値に買いが入り、午前11時過ぎには日経平均株価はプラス圏に浮上した。時間外取引でWTI価格は前日に比べやや値を下げる一方、米株価指数先物は上昇して推移していることから、東京株式市場では下値を拾う動きが強まった。ただ、週末要因に加え、今晩は米2月雇用統計や1月小売売上高の発表が予定されていることから、後場はやや様子見姿勢も強まった。
米国とイスラエルによるイラン攻撃が続くなか、イランは湾岸諸国への報復攻撃を広げていると伝わっている。原油相場や物流への影響などを含め中東情勢の先行きは依然として見通せない。週末を迎えるため様子見姿勢の投資家も多かった。後場も日経平均は下げる場面があった。
2月の米雇用統計が日本時間6日夜に発表される。原油高が長引けば米連邦準備理事会(FRB)が利下げしづらくなるとの見方が出るなか、雇用統計の内容や市場の反応を見極めたいとするムードも広がりやすかった。
東証株価指数(TOPIX)は続伸した。終値は前日比14.26ポイント高の3716.93だった。JPXプライム150指数は続伸し、9.42ポイント高の1546.16で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で7兆3603億円、売買高は23億5186万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は757、値下がりは787、横ばいは51だった。
業種別株価指数(33業種)は情報・通信業、精密機器、その他金融業などが上昇した。下落は非鉄金属、鉱業、石油・石炭製品など。
個別銘柄では、JX金属やアドバンテスト、ディスコが高く、ソフトバンクグループ(SBG)やファーストリテイリングも値を上げた。三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友フィナンシャルグループもしっかり。トヨタ自動車やキーエンス、任天堂、コナミグループが値を上げた。住友ファーマが買われた。
半面、キオクシアホールディングスやレーザーテックが安く、フジクラや古河電気工業、住友電気工業といった電線株が値を下げた。三井金属や住友金属鉱山が軟調でINPEXや商船三井も値を下げた。FOOD & LIFE COMPANIESが売られた。
一方、フジクラ、豊田通商、イビデン、住友鉱が下落した。デンソーから買収提案を受けたと伝わったロームは大引けで制限値幅の上限(ストップ高水準)で比例配分された。デンソーは売りに押された。
