6日午前の日経平均株価は続伸し、午前終値は前日比358円78銭高の5万2191円58銭だった。
きょう前場は銀行・保険・証券など金融セクターが強い動きを示したほか、石油株や不動産株に高いものが目立ち、全体相場もリスクオンの流れを維持している。日経平均は一時最高値を上回って推移する場面があった。
ただ、前日に大きく買われた半導体関連は買い一巡後に伸び悩む銘柄も散見され、つれて日経平均の上げ幅も縮小した。
前日の欧州株市場でストックス・ヨーロッパ600指数が最高値をつけたほか、米国ではNYダウが最高値を更新するなど、世界的な株高の流れに東京市場も乗る形となっているが、日経平均は前日に1500円近い上昇をみせていたこともあり、目先利益確定の動きが上値を押さえた。
前日の米株式市場ではダウ工業株30種平均が25年12月24日以来、約2週間ぶりに最高値を更新するなど、主要3指数が上昇した。この流れを受け、東京株式市場でも幅広い銘柄に買いが優勢となった。日経平均の上げ幅は600円を超え、2025年10月31日の最高値(5万2411円)を上回る場面があった。
トランプ米大統領はベネズエラの石油インフラを修復する考えを示しており、同国に権益を持ち、収益に寄与するとの思惑から石油関連株が買われた。前日はドイツやロンドン株も上昇し、最高値を更新した。
この流れを受け、東京株式市場でもENEOSや出光興産、INPEXなど石油関連が買われた。銀行や証券といった金融セクターには前日に続き、買いが集まった。
日経平均は上げ幅を縮小する場面があった。朝方に2カ月ぶりに昨年来高値を更新した東エレクトロンが売りに押され、一時下落に転じた。TDKやイビデン、フジクラなど人工知能(AI)関連銘柄の一角が朝高後、下げに転じた。東洋証券の大塚竜太ストラテジストは「国内年金からとみられる持ち高調整の売りが膨らんだ可能性がある」と話すと同時に「相場の雰囲気は良くなっている。海外勢や個人投資家の買い意欲は旺盛」との見方を示した。
後場の日経平均株価は、引き続き堅調な展開が予想される。米国株式市場の好調な流れを背景に買いが優勢となる見込みである。為替市場は円安基調となっており、継続すれば輸出関連株の支援材料となり得る。国内では後場にかけて材料株への物色が続く可能性があるものの、利益確定売りの動きが上値を抑える場面も想定されるため、需給動向と海外市場の動きを慎重に見極める必要がある。
東証株価指数(TOPIX)は続伸し、前日に更新した最高値を上回った。前引けは45.09ポイント(1.30%)高の3522.61だった。
JPXプライム150指数は続伸し、17.95ポイント(1.21%)高の1501.08で前場を終えた。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で3兆446億円、売買高は12億7964万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1298。値下がりは273、横ばいは32だった。
東証33業種では、石油・石炭製品や鉱業、建設業、水産・農林業、卸売業、不動産業、銀行業、証券・商品先物取引業など多くの業種で上昇。一方、医薬品や小売業、その他製品は下落しており、セクター間で強弱が分かれる展開となった。
個別ではディスコが高く、レーザーテックも買われた。東京電力ホールディングスが上値を追い、日立製作所も物色人気。三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも高い。トヨタ自動車が堅調。日鉄鉱業が値上がり率トップに買われ、大阪チタニウムテクノロジーズ、ウシオ電機、ネクステージも値を飛ばした。ソフトバンクグループ(SBG)、住友不動産が上げた。
半面、きょうも売買代金トップとなっているキオクシアホールディングスだが株価の方は軟調、フジクラも冴えない。住友電気工業が売られ、KOKUSAI ELECTRICも安い。中部電力が大幅安、養命酒製造、イオン、太陽誘電の下げも目立つ。
