東京株式市場は堅調展開か。

30日の東京株式市場は、NYダウ平均の上昇、ドル高・円安の進行を好感して買い優勢の展開を予想する。
日経平均株価の予想レンジは、2万2500円-2万2700円を想定する。
29日の米国株式は、NYダウが連日で史上最高値を更新する一方、ナスダック総合指数が反落するなど、まちまちの動きだった。手掛かり材料難から上値を追いづらいなか、下値には押し目待ちの買いや日銀によるETF(上場投資信託)買いなどが控えているとみられることから、底堅く推移しそうだ。
11月最終日となるが、10月31日の日経平均の終値は22011円で、11月も月間上昇の達成は濃厚だろう。先高期待から、しっかりの展開を予想する。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=111円台の後半と円安に振れている。
29日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、29日の大阪取引所終値比35円高の2万2655円だった。
 
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、売り550万株、買い720万株で、差し引き170万株の買い越し。買い越しは2営業日ぶり。金額も買い越し。
売りセクターに、化学、自動車、小売、食品、電機、精密、サービスなど。買いセクターに、情報通信、薬品、小売、サービス、電機、保険、証券、REIT、陸運など。

【好材料銘柄】 
■日清紡ホールディングス <3105>
発行済み株式数(自社株を除く)の8.59%にあたる1500万株(金額で200億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は12月5日から18年3月22日まで。
 
■ミルボン <4919>
今期配当を10円増額修正。また、12月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
 
■ビーマップ <4316>
公衆無線LANの業界団体である無線LANビジネス推進連絡会から、災害時統一SSID「00000JAPAN」を用いた災害時Wi-Fiを提供する事業者の認定を受けた。
 
■セゾン情報システムズ <9640>
今期最終を54%上方修正・最高益予想を上乗せ。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
30(木)
10月鉱工業生産(8:50)
10月住宅着工統計(14:00)
2年国債入札
《決算発表》
東和フード、大和コン、はてな、トリケミカル、ダイサン、ACCESS、アルチザ
 
【海外】
中国11月製造業PMI(10:00)
米10月個人消費支出・個人所得(22:30)
米11月シカゴ購買部協会景気指数(23:45)
《米決算発表》
クローガー
休場:フィリピン
 

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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