東京株式(大引け)=68円安、中東の軍事衝突を背景とした原油高警戒

16日の日経平均株価は3日続落し、前週末比68円46銭安の5万3751円15銭で終えた。

きょうは買い手控えムードの強い展開だった。軍事衝突が続く中東情勢の不透明感を背景に、原油市況上昇に対する懸念が拭えない。WTI原油先物価格が1バレル=100ドル台に再び乗せたことで警戒感が高まった。
前週末の米国株市場でNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに下落したこともあって、様子見ムードが強かった。朝方から先物主導で振り回され、寄り直後に日経平均は高い場面もあったが、その後は一貫して下値を試す展開に、日経平均の下げ幅は一時700円を超えた。

後場寄りに水準を切り上げて始まったもののはっきりしない値動きだった。取引終盤は買いが厚くなり、結局後場の高値圏で引けている。前場に冴えなかった半導体主力株が強い動きとなり、全体指数に押し上げ効果をもたらした。
値ごろ感に着目した買いや内需系銘柄の物色が支えとなった。日経平均は上昇する場面もあった。

「不動産」や「食品」セクターなど内需株には買いが入った。主要なハイテク株で構成する米ナスダック100指数の先物が時間外取引で上昇しており、アドバンテストなど指数寄与度が高い半導体関連が午後に上げ幅を広げた。3月期末の配当狙いや配当による再投資などで株式需給が改善するとの期待も根強く、断続的な買いが入った。

東証株価指数(TOPIX)は3日続落した。終値は18.30ポイント安の3610.73だった。JPXプライム150指数は3日続落し、5.61ポイント安の1512.01で終えた。

東証プライムの売買代金は概算で6兆5025億円と、約1カ月ぶりの低水準だった。売買高は22億616万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は901。値上がりは616、横ばいは75だった。

個別では、フジクラ、古河電気工業が大きく値を下げたほか、任天堂、トヨタ自動車、日立製作所なども冴えない。三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループなどメガバンクもやや売りに押された。トリケミカル研究所が値下がり率トップに売り込まれ、フィットイージーも急落した。日本板硝子、大阪チタニウムテクノロジーズなどの下げも目立つ。

半面、売買代金首位のキオクシアホールディングスが値を飛ばし、レーザーテック、アドバンテストなども買いが優勢。三菱重工業も堅調な値動き。イビデンが買いを集めた。低位のジャパンディスプレイがストップ高に買われ値上がり率トップ、東洋エンジニアリング、サムコも値幅制限いっぱいに買われた。第一稀元素化学工業も大幅高となった。

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