3日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅に反発し、午前終値は前日比1545円83銭高の5万4201円01銭だった。上げ幅は一時1700円を超え、1月14日に付けた最高値(5万4341円)を上回った。
きょう前場は前日の下げから一転してリスクオン一色に染まった。日経平均は取引時間中に1月14日に記録した史上最高値5万4341円を上回って推移する場面もあった。前日の欧州株市場で主要国の株価が揃って上昇したほか、米株市場でもNYダウとナスダック総合株価指数が戻り歩調を鮮明としたことを受け投資家心理が改善し、先物主導で急速に切り返す展開に。外国為替市場で円安方向に振れていることも半導体セクターなどを中心に追い風となった。個別株も好決算銘柄などを軸に大型株を中心に広範囲に買われた。売買代金の上位30傑で値を下げた銘柄は皆無となっている。
2日の米株高を受け、海外投機筋が株価指数先物に断続的な買いを入れて相場を押し上げた。円相場が1ドル=155円台まで下落したのも追い風になった。
国内主要企業の決算を評価した買いも入った。岡三証券が2日時点で東証株価指数(TOPIX)採用企業(2月期と3月期企業)の決算を集計したところ、9.3%の営業増益となった。市場では「米関税政策の不透明感の後退や円安進行の追い風もあって、外需系企業を中心にしっかりした結果が示されている印象で日本株にはプラス」との受け止めが聞かれた。
後場の日経平均株価は、前場の上昇を引き継ぎつつ方向感が見えにくい展開が想定される。米ISM製造業景況感指数の堅調さや主要3指数の反発を背景に短期的な買い戻し圧力は継続しよう。一方、為替の動向や欧米株先物の動き、国内企業の決算発表などが引き続き相場の方向性に影響を及ぼす可能性がある。国内市場では後場にかけて需給や投資家心理を見極める動きが強まるとみられ、節目水準や心理的な高値圏での売買が重視されよう。
東証株価指数(TOPIX)は反発した。前引けは87.02ポイント高の3623.15だった。JPXプライム150指数も反発し、35.64ポイント高の1520.01で前場を終えた。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で3兆5252億円、売買高は10億8828万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1337と8割を占め、値下がりは215、横ばいは47だった。
業種別株価指数は33業種すべて上昇し、銀行業、非鉄金属、精密機器、機械、証券・商品先物取引業が上昇率上位になった。
個別では売買代金トップとなっているキオクシアホールディングス、同2位のアドバンテストがともに大幅高に買われたほか、フジクラも上値追い。三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも揃って大きく水準を切り上げた。コマツが値を飛ばし、ファーストリテイリングも買いを集めた。ティラドが値上がり率首位となり、京セラ、TDKなど電子部品株が揃って急騰した。
半面、ヤマハ発動機が大幅安、住友ファーマも軟調。東洋エンジニアリングも利食いが優勢だった。バリューコマースが続急落、日本板硝子、ヤマトホールディングスなどの下げも目立つ。
