来週も堅調展開か

 
今週は、堅調展開となった。
日経平均株価は週明け15日に300円を超える上昇となり、一時36000円を上回った。急ピッチの上昇に対する警戒から、その後18日までは3日続落。この間は強弱感が交錯して値動きも不安定となった。
水曜17日は、上げ幅を600円超に広げて3万6200円台に乗せながら、急失速して35400円台まで水準を切り下げ、3桁の下落で終了した。しかし、米国でハイテク株に強い動きが見られたことから金曜19日は半導体株買いが盛り上がり、500円近い上昇。3万6000円に接近して週を終え、週間でも上昇した。
日経平均は週間では続伸し、約386円の上昇。週足では6週連続で陽線を形成した。
 
 
来週も堅調展開か。
前半は22日(月)~23日(火)の日銀金融政策決定会合が注目イベント。ただ、今回は政策修正はないとみられており、無風通過であれば日本株には好影響が見込まれる。後半は25日(木)のECB理事会が注目される。
 
日銀の金融政策決定会合が開かれるため、今後の政策修正の時期を探る上でも重要で、会合結果を見極めてから動いても遅くないとの指摘も聞かれた。さらに、今後本格化する主要企業の決算で業績推移を確認したいとの見方も広がっている。このため、目先は海外投資家の買いと利益確定売りが交錯する展開が続きそうだ。
 
ただ、各種材料に一喜一憂することになると思われるが、今の日本株は非常に強く、基本的には好材料に対する買いの反応が強めに出てくると考える。決算発表前の多くの銘柄は売りづらくもあり、ある程度のボラティリティを許容しつつ、上値を追いやすい地合いが続くと予想する。
 
国内では、24日にニデック<6594>、ディスコ<6146>の決算発表が予定されており決算シーズンに突入する。26日にはファナック<6954>、信越化学工業<4063>の決算が予定されている。26日には1月東京都区部消費者物価指数(CPI)が発表される。
来週の日経平均株価の予想レンジは、3万5300~3万6400円前後。
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(19日現在)
 
37211.03  ボリンジャー:+3σ(25日)
37147.42  ボリンジャー:+3σ(13週)
36253.18  ボリンジャー:+3σ(26週)
36121.50  ボリンジャー:+2σ(25日)
 
35963.27  ★日経平均株価19日終値
 
35867.03  ボリンジャー:+2σ(13週)
35667.55  6日移動平均線
35081.13  ボリンジャー:+2σ(26週)
35049.86   新値三本足陰転値
35031.98  ボリンジャー:+1σ(25日)
34919.77  均衡表転換線(日足)
34586.64  ボリンジャー:+1σ(13週)
34377.13  均衡表基準線(日足)
34222.30  均衡表転換線(週足)
33942.45  25日移動平均線
33909.08  ボリンジャー:+1σ(26週)
33363.45  均衡表基準線(週足)
33306.26  13週移動平均線
32872.19  均衡表雲上限(日足)
32852.93  ボリンジャー:-1σ(25日)
32817.89  75日移動平均線
32737.02  26週移動平均線
 

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