今週は、軟調となった。
週前半は米国株の強い基調が続く中、日経平均は2万4000円台を回復。日銀金融政策決定会合を波乱なく通過して一段高となり、昨年来の高値を更新した。
しかし、為替市場で一段と進んだ円高に押されてことから、買いは続かなかった
今年に入ってからの日経平均は、毎週高値を更新しているものの、第1週(1/4~1/5)を除いては、2週、3週と週足で陰線を形成しており、今週も同様の動きとなった。
ジャスダックやマザーズなど新興市場は騰勢を強めた。
日経平均は週間では約176円の下落となり、週足では3週連続で陰線を形成した。
さて、来週は弱含みか。円高への警戒が日増しに強まる中、週末に為替市場を刺激しやすい米雇用統計が控えており、様子見姿勢が強まる展開が想定される。
来週は、1月FOMC(30~31日)や、トランプ大統領の一般教書演説(30日)など注目のイベントもあり、債券市場や為替市場に動意が出てくれば、株式市場も神経質な反応を示す可能性が高い。
決算発表銘柄の数は増え、個別の材料が多くなることは下支え材料になると考える。
ただし、安川電機や日本電産の決算後の反応を見ると、特に大型株に関しては、すでに期待買いも入っていると思われるぶん、好決算でも一段高とはなりづらいと考える。
輸出関連銘柄への物色意欲はやや盛り上がりに欠ける可能性もある。来週の日経平均株価の想定レンジは2万3000~2万3900円とする.
中小型株優位の地合いが続き、指数は伸び悩むと予想する。
■上値・下値テクニカル・ポイント(26日現在)
24661.72 ボリンジャー:+2σ(26週)
24475.20 ボリンジャー:+3σ(13週)
24361.62 ボリンジャー:+2σ(25日)
24124.15 新値三本足陽転値
23979.05 ボリンジャー:+2σ(13週)
23907.47 ボリンジャー:+1σ(25日)
23860.81 均衡表転換線(日足)
23831.78 6日移動平均線
23631.88 ★日経平均株価26日終値
23482.89 ボリンジャー:+1σ(13週)
23453.32 25日移動平均線
23428.70 均衡表基準線(日足)
23143.81 ボリンジャー:+1σ(26週)
23124.28 均衡表転換線(週足)
22999.17 ボリンジャー:-1σ(25日)
22986.73 13週移動平均線
22588.78 75日移動平均線
22545.02 ボリンジャー:-2σ(25日)
22520.05 均衡表雲上限(日足)
22490.57 ボリンジャー:-1σ(13週)
22090.87 ボリンジャー:-3σ(25日)
もち合いレンジの下限レベルでの攻防に。ボリンジャーバンドでは+1σと中心値(25日)とのレンジ内での推移が続く中、中心値寄りで推移。パラボリックはSAR値にタッチしたことにより、陰転シグナルを発生させている。
23500円辺りの心理的な支持線を下回ってくるようだと、週間ベースでの支持線レベルを試す可能性も意識されてきそうだ。
