今週は堅調となった。大型連休があり立ち合いは2日間。休場の間の米国株が弱めで推移したことから、連休明けの7日の日経平均は売りが先行。
マザーズ指数が急伸するなどグロース株に強い動きが見られたことから、切り返してプラスで終えた。翌8日は米国市場でナスダックが昨年末の水準を回復したことから、買い戻し機運が強まり幅広い銘柄が上昇。
騰勢を強めていたアンジェス株が急落し、マザーズ指数は連れ安したが、全体としての強い基調は崩れず、日経平均は節目の2万円を突破した後も買いが続いた。
週間では約559円の上昇となり、週足では2週連続で陽線を形成した。
さて、来週は堅調展開か。
来週は決算発表ラッシュで、トヨタやソニーなど注目度の高い企業の決算発表が目白押し。基本的に材料の多い時期は個別の活況が相場を下支えする展開が期待できるが、目先の業績に大きな期待を持てないという点は十分織り込みが進んでいること、決算反応もポジティブなものが多くなると考える。
米国株も経済活動再開期待から主力銘柄に資金が戻りつつあり、グローバルでもリスク選好ムードが強まりやすいタイミング。
国内では14日近辺に緊急事態の状況を月末まで継続するか否かのアナウンスが出るとみられているが、早期解除の方向で話が進んだ場合には、買い戻しが加速する展開も期待できるだろう。
週足チャートでは3月6日の週と13日の週の間に窓(2万613円~2万347円)を空けており、半値戻りに当たる2万236円を含めてここから上が戻りの正念場(カベ)となってくるだろう。
■テクニカル・ポイント(8日現在)
21760.29 26週移動平均線
21723.22 200日移動平均線
21269.84 均衡表雲下限(週足)
21146.46 ボリンジャー:+3σ(25日)
20829.96 75日移動平均線
20521.18 ボリンジャー:+2σ(25日)
20237.07 均衡表雲上限(日足)
20237.07 均衡表基準線(週足)
20179.09 ★日経平均株価8日終値
19895.91 ボリンジャー:+1σ(25日)
19893.60 13週移動平均線
19870.22 6日移動平均線
19612.07 均衡表転換線(日足)
19546.63 新値三本足陰転値
19413.03 ボリンジャー:-1σ(26週)
19270.63 25日移動平均線
19021.83 均衡表雲下限(日足)
19006.20 均衡表基準線(日足)
18645.35 ボリンジャー:-1σ(25日)
18362.04 均衡表転換線(週足)
18020.07 ボリンジャー:-2σ(25日)
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