Market Data
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【日経平均】
37155円50銭(▲1100円67銭=2.88%)
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【TOPIX】
2682.09(▲54.16=1.98%)
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【グロース250】
653.77(▲14.79=2.21%)
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【プライム売買高】27億0921万株(△9億0797万株)
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【売買代金】6兆2109億円(△1兆8709億円)
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【値上がり銘柄数】312(前日:1222)
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【値下がり銘柄数】1283(前日:380)
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【新高値銘柄数】17(前日:17)
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【新安値銘柄数】47(前日:13)
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【25日騰落レシオ】98.42(前日:106.16)
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東京株式市場はトランプ関税や円高、金利上昇にここまでよく耐えてきたものの、米国の一段の関税強化が全世界に対して本物であることが徐々に分かり始め、世界的な景気下振れの可能性を織り込む新たなステージに移行している。大統領自身も一時的なショック安は当然視しており後戻りはなさそうな雰囲気だ。日経平均は長らく続いたボックス圏を下放れ階段をひとつ降りた形となっている。
今週は、軟調となった。前週末にダウ平均が大きく下げたことから、三連休明け25日の日経平均は500円を超える下落。26日も下落し、取引時間中には3万8000円を割り込んだ。27日はナスダック高を好感して上昇。
しかし、エヌビディアが好決算を発表したにもかかわらず大幅安となったほか、トランプ関税のリスクが意識されたことなどから、27日の米国ではナスダックが大幅安。
これを受けた28日は4桁の下落となり、3万7000円を割り込む場面もあった。
日経平均は週間では約1621円の下落。週足では2週連続で陰線を形成した。
来週は、乱高下か。
3月相場に突入し、金曜7日には米国で2月の雇用統計が発表される。
米雇用統計を前に様子見姿勢が強まりやすいタイミングではあるが、日経平均は2月28日に4桁の下落となっており、押し目買いと見切り売りがせめぎ合う状況が続くだろう。
国内はやや材料に乏しく、米国要因に一喜一憂することになると思われる。その米国も決算を受けてエヌビディアが大幅安となったことで、不安定な地合いが想定される。トランプ大統領の言動にも神経質となりやすい。上がる時は大幅高、下がる時は大幅安となり、方向感が定まらないと予想する。
■上値・下値テクニカル・ポイント(28日現在)
38559.96 均衡表基準線(日足)
38367.45 ボリンジャー:-1σ(25日)
38344.74 ボリンジャー:-1σ(13週)
38207.80 6日移動平均線
38174.34 均衡表転換線(日足)
37823.05 均衡表基準線(週足)
37766.49 ボリンジャー:-2σ(25日)
37745.02 ボリンジャー:-1σ(26週)
37577.61 ボリンジャー:-2σ(13週)
37165.54 ボリンジャー:-3σ(25日)
37155.50 ★日経平均株価28日終値
36810.47 ボリンジャー:-3σ(13週)
36791.45 均衡表雲上限(週足)
36766.69 ボリンジャー:-2σ(26週)
36457.22 均衡表雲下限(週足)
35788.36 ボリンジャー:-3σ(26週)
ローソク足は大陰線を引き、節目の3万7000円割れまで下ヒゲを伸ばし、強い売り圧力を窺わせた。株価上方では下降角度を増した25日移動平均線が75日線を下回ってデッドクロスを形成。先週は上向きだった
13週線と26週線が下向きに転じたこともあり、調整長期化が警戒される。25日線との下方乖離率は本日安値で5.46%、終値で4.65%と短期的な値頃感が強まる5%近辺まで拡大したが、東証プライム市場の騰落レシオ(25日ベース)は98.41%と中立圏中央付近にとどまり、売られ過ぎゾーンまでの調整余地を残す形となった。
