来週は、一進一退の展開か

今週は軟調展開となった。26日にパウエルFRB議長の講演が控える中、ここでタカ派的な発言が出てくるとの警戒から米国株が調整色を強め、日本株も警戒売りに押された。
日経平均は24日まで5日続落となり、この間に約900円の下落。反転のきっかけに乏しい中で、2万8200円台まで水準を切り下げた。後半にかけては米国株に下げ一巡感が出てきたことから、押し目買いが入った。しかし、議長講演を前にリスク回避ムードを払しょくしきれず、週間では下落した。
日経平均は週間では約288円の下落。週足では、ほぼ十字ではあったものの、6週ぶりに陰線を形成した。
 
来週は、一進一退の展開か。
月末月初で経済指標の発表が多い。
国内では7月鉱工業生産(8/31)や4-6月期法人企業統計(9/1)の注目度が高い。米国では8月消費者信頼感指数(8/30)や8月ISM製造業景気指数(9/1)があるが、最大の注目は8月雇用統計(9/2)で、これより前に出てくる指標に一喜一憂しながらも、週末に向けては様子見姿勢が強まるとみる。
決算など個別の材料には乏しく、物色は短期志向が強まるだろう。指数主導で日々の振れ幅は大きくなっても、週ベースでは水準は大きく変化しないと予想する。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(26日現在)
 
29899.03  ボリンジャー:+3σ(26週)
29697.58  ボリンジャー:+3σ(25日)
29455.62  ボリンジャー:+2σ(13週)
29214.02  ボリンジャー:+2σ(25日)
28984.84  ボリンジャー:+2σ(26週)
28752.49  均衡表転換線(日足)
28730.46  ボリンジャー:+1σ(25日)
 
28641.38  ★日経平均株価26日終値
 
28601.91  6日移動平均線
28469.85  ボリンジャー:+1σ(13週)
28373.93  均衡表基準線(日足)
28285.03  均衡表雲上限(週足)
28249.24   新値三本足陰転値
28246.90  25日移動平均線
28070.66  ボリンジャー:+1σ(26週)
27933.13  均衡表雲下限(週足)
27763.34  ボリンジャー:-1σ(25日)
27534.90  200日移動平均線
27532.26  均衡表転換線(週足)
27484.07  13週移動平均線
27283.86  75日移動平均線
27279.78  ボリンジャー:-2σ(25日)
27156.48  26週移動平均線
 
終値は下降を続ける5日移動平均線を突破し、17日高値から24日安値までの3分の1戻し28595.73円も上回って地合いの改善を窺わせた。反面、ローソク足は寄り引けほぼ同値で長めの上ヒゲを出して「卒塔婆」に近い形状となって強い戻り売り圧力を窺わせており、足元では強弱感が対立している模様だ。週足でもローソク足が胴体部分が12.69円と細い十字足に似た形状で引けており、気迷いを残して週末を迎えた格好となった。
 

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