来週の日経平均も堅調展開か

日経平均は3日ぶり反発した。
シリア情勢の緊張緩和やトランプ大統領がTPPへの復帰を検討しているとの報道を受けた米国株高の流れを受けて、一時2万1900円を回復する場面もみられた。
しかし、指数インパクトの大きいファーストリテ<9983>は、決算評価から買いが先行したが、大引けにかけて利食いに押されており、日経平均の重石になった。また、SQ値(2万1853.92)を下回って推移するなか、次第に週末モードになった。
 
今週は、米中貿易戦争を警戒しながらも、習国家主席の講演発言を受けて貿易戦争への警戒が和らいだことか日経平均は2万2000円に迫る場面もあった。
しかしシリアを巡る軍事的緊張が高まったことから、中盤にはやや不安定な動きも見られた。外部要因に振らされながらも、週を通してはしっかりとした動きが続いた。
日経平均は週間では約211円の上昇となり、週足では3週連続で陽線を形成した。
 
今晩の米国ではJPモルガン、シティグループ、ウェルズ・ファーゴ等の金融機関の決算が予定されている。決算評価の流れが強まるようだと、日本株への支援材料になるだろう。
 
来週の日経平均も堅調展開か。
2万2000円を目指す展開となりそうだ。
17~18日に開催される日米首脳会談が大きな注目点となる。
安倍首相とトランプ大統領の関係は良好ではあるが、通商面で圧力がかかるとの懸念はくすぶるため、会談前は関連報道に神経質となる展開が想定される。
トランプ大統領のつぶやきなどが一気にリスクオフムードを高めるような展開も想定される。基本観としては、乱高下しながらも、足元の戻り基調が続く展開を想定している。
 
チャート面では緩やかに下値を切り上げる動きを続けており、先月下旬の底打ち以降の流れは依然として継続している。
10日移動平均線(2万1581円)、25日移動平均線(2万1485円)が支持する底堅い動きとなりそうな予感。
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(13日現在)

 
22238.42  均衡表基準線(週足)
22153.63  新値三本足陽転値
22130.44  ボリンジャー:+2σ(25日)
21967.34  均衡表雲下限(日足)
21958.15  13週移動平均線
21807.84  ボリンジャー:+1σ(25日)
 
21778.74  ★日経平均株価13日終値
 
21694.37  6日移動平均線
21495.01  均衡表転換線(日足)
21485.24  25日移動平均線
21462.69  ボリンジャー:-1σ(26週)
21424.77  均衡表転換線(週足)
21409.57  200日移動平均線
21162.64  ボリンジャー:-1σ(25日)
21159.33  均衡表基準線(日足)
21017.41  ボリンジャー:-1σ(13週)
20840.04  ボリンジャー:-2σ(25日)
20605.78  ボリンジャー:-2σ(26週)
20517.43  ボリンジャー:-3σ(25日)
20271.84  均衡表雲上限(週足)
20076.67  ボリンジャー:-2σ(13週)
 
 
【信用規制・解除】
(13日大引け後 発表分)
 
■RSC <4664> [JQ]
東証が16日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除する。
日証金も増担保金徴収措置を解除。
 
■セルシード <7776> [JQG]
東証が16日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除する。
日証金も増担保金徴収措置を解除。
 
 
 

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