東京株式市場が新元号相場に沸いた1日に新興市場は逆行安となった。
日経平均株価が小幅安となった翌2日は暴落となった。これまで新興市場をけん引してきたバイオ株から一斉に資金が抜けたようで、マインド悪化で人気のあったAI(人工知能)関連などのテーマ株にも売りが出たが、それぞれの企業やテーマ性への不安が浮上したわけではない。
バイオ株やテーマ株に突如売りが噴出し、マザーズ指数は900ポイント近辺まで調整した。東証1部市場の強さに短期資金が新興市場から流れた面がある。来週は修復相場への期待も浮上しそうだ。
月末から始まる10連休前の相場への警戒感もあるが、これまで営業日が飛び石となるゴールデンウイーク時は、個人投資家が中心に活躍のチャンスでもあった。積極的な売買を控える投資家も多いだろうが、売り需要が一巡するタイミングは狙い目にもなりそうだ。
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