[概況]
欧州市場朝方に発表された独6月製造業受注の予想を下回る結果にユーロは売られて序盤に当日安値128.500円まで値下がりする一方、対ユーロで買われたドルは対円でも上昇してそれまでの高値を上抜いた。
そして欧州市場中盤に当日高値111.535円まで上昇したが其の後は経済指標発表やイベントなどの材料が無い中でドルは小幅揉み合いとなり、最後は前週末比+15.5銭高の111.395円と小幅高で引けた。
またユーロ(-2.5銭)やポンド(-44銭)、NZドル(-2銭)南アランド(-7銭)は下げ、豪ドル(+1銭)やカナダドル(+2銭)は上昇するなどマチマチな動きとなり、終盤にトルコ中銀が預金準備率の上限を引き下げて流動性供給を図ったものの市場には不十分と受け取られ、トルコリラは大幅下落(-1.02円)して21円を割り込んだ。
米中貿易摩擦を上回る良好な企業決算にNY株式市場は続伸し、ドルも小幅上昇したが111円台後半は維持出来ず、目先は揉み合い継続か。
[提供:カネツFX証券株式会社]
