本邦10年債利回り上昇も、米ドル円は確り。

[概況]

1日東京時間の米ドル円は確りとした動きとなった。

昨日のNY時間に、米中が貿易摩擦解消に向けた協議を開くとの一部関係者の話が報じられて以降上昇基調に転じ、現在もその流れが継続している格好。

ただ、東京時間中には、トランプ大統領が追加関税の検討を指示している、2000億米ドル相当の産品について、関税の額を当初の10%ではなく25%にする可能性があるとの観測報道が流れていた上、本邦10年債利回りが一時0.127%まで上昇している中で、日銀は指値オペを見送る等、円高へ転じるきっかけとなってもおかしくない材料も散見されており、地合い反転の可能性も視野に入れる必要はある。

テクニカル的にも、本日の高値となった112.16円付近は7/19高値から7/26安値の下落分の61.8%戻しに該当し、一段の上昇につながるかを見極める上では、同水準における攻防の行方がポイントとなりそう。

突破できれば、7/19高値113.18円のトライが見えてくるが、跳ね返されるようであれば、再度7/26安値110.59円を試す動きとなることも考えられる。

[提供:カネツFX証券株式会社]

株ちゃんofficial xはこちら!
目次