「期日」
あちらもこちらも「今週は上値の重い展開を予想する」。
証券会社のレポートも証券マスコミも同様だった。
しかし明けてみれば、大幅高の月曜日。
市場は「驚き」を求めるし、皆が行って欲しい動きには逆らうものだというのがよく分かる展開。
「人の裏」に道がある訳ではなく、大多数の意見が重複するとそれは間違いになりやすいというのが市場。
難しい場所である。
2011年以降のメジャーSQ翌週の動きは13勝13敗。
アベノミクススタート以降では9勝9敗。
ほとんど変わりはない。
ところが、2015年6月以降では1勝8敗。
この2年はメジャーSQ明けは分が悪いということになる。
「もしも今週プラスならば2015年後半からの株価の停滞からの脱却の可能性」と大和のレポート。
もう一つは「信用期日」。
制度信用取引での6ヵ月の期日は常に株式相場に影響してきた。
株価の高値形成の約6ヵ月後の安値。
または安値形成の約6ヵ月後の高値。
TOPIXで見てみると・・・。
2012年11月14日722P→2013年5月22日1276P。
2013年6月13日1044P→2014年1月8日1306P。
2014年11月17日1177P→2015年3月23日1592P。
2014年12月17日1352P→2015年6月24日1679P。
2015年8月10日1691P→2016年2月12日1196P。
2015年11月24日1605P→2016年6月24日1204P。
2016年6月24日1204P→2016年12月30日1552P。
2016年11月9日1301P→2017年5月11日1536P。
2016年3月13日1577P→高値期日から半年で9月13日。
2017年4月14日1459P→安値期日から半年で10月14日。
これらの期日は来週までには明けてくる。
足もとの処分売りが一巡することで上値の需給が軽くなり、株価が反発に転じることに期待。
面白いのは安値期日の到来。
4月頃に安値を形成した銘柄群の期日は「買い戻し」期待。
トランプショックの安値期日の今年のGWの動きが記憶に新しいところ。
(櫻井)。
