明日も弱含みか

1日の東京株式市場は、米株安や外国為替市場での円高進行などを背景に大きく売りが優勢となった。
米金融政策に対する思惑などで高ボラティリティーが継続するとの警戒感も相場の重しとなった。
期待された21カ月連続の月初高とはならなかった。
 
明日(2日)の東京株式市場では、今日の大幅安で日経平均株価が2万2000円台を大きく割り込んだことから、投資家心理が弱気に傾くことが予想され、週末ということもあり、利益確定の売りが優勢となりそうだ。
 
テクニカル的には、きょうの安値2万1645円が2月22日の安値2万1626円を下回らなかったことは好材料だろう。米国株次第の相場が続いているため、今晩の米国株が上昇すれば、週間上昇も十分期待できる。
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(1日現在)
 
23050.84  均衡表雲下限(日足)
22756.53  13週移動平均線
22738.80  75日移動平均線
22539.75  均衡表転換線(週足)
22511.46  均衡表基準線(日足)
22275.50  25日移動平均線
22075.82  26週移動平均線
22064.45  均衡表転換線(日足)
21994.24  6日移動平均線
21938.39  ボリンジャー:-1σ(13週)
 
21724.47  ★日経平均株価1日終値
 
21720.25  新値三本足陰転値
21684.43  均衡表基準線(週足)
21473.79  ボリンジャー:-1σ(25日)
21173.30  200日移動平均線
21120.25  ボリンジャー:-2σ(13週)
20866.84  ボリンジャー:-1σ(26週)
20672.09  ボリンジャー:-2σ(25日)
20302.11  ボリンジャー:-3σ(13週)
19870.39  ボリンジャー:-3σ(25日)
 
マドを空けての下落となり、5日線をあっさり割り込んでいる。これにより、強弱感が対立している2万2000円をキープすることが出来なかった。
 
早期に2万2000円を一気に突破してくるようであれば再び、2月6日の下落局面で空けたマド(2万2277-2万2659円処)を埋めに行くトレンド形成が意識されてくるだろうが、可能性は低くそうだ。また、週間形状では26週線を割り込んできており、週末大引け段階でクリアするには350円程度上昇する必要がある。
 
 
 
■東証主体別売買動向・2月第3週
 
東京証券取引所が1日発表した2月第3週(2月19~23日)の投資部門別売買動向(東京・名古屋2市場、1、2部など)は、海外投資家が1132億3528万円と7週連続の売り越しとなった。
前週は362億2792万円の売り越しだった。個人投資家は815億1592万円と5週連続で買い越した。事業法人は625億824万円と7週連続の買い越し。信託銀は1132億円5908万円と6週連続で買い越した。

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